初めてヌナと呼んだ日3 ページ50
驚いて振り返ると、そこにはメガネでもお団子髪でもない私服のマネージャーが立っていた
A「走って…！」
そのまま腕を引かれたまま、二人で路地裏を走り抜ける
どれだけ走ったか分からない
とにかく、車の多い大通りまで走った
「「ハアッ……ハアッ……」」
車の音と、それから俺たちの息の音だけが聞こえる
A「カイさん、大丈夫ですか？」
そう言いながら、俺の腕から離れていった手を名残惜しいと感じた
KA「なんで……」
A「遅いから心配になって、事務所まで行こうとしたんです
それで近道だからと思って、あそこを通ってたら……」
KA「あそこは暗いんだから、女の人が一人で歩いちゃダメだよ！」
言ったあとに、自分が言えたことじゃないと気づいて、顔が熱くなる
A「すいません、気を付けます」
KA「いや、そうじゃなくて……」
慌てて、恥ずかしくて下を向いていた顔を上げると、マネージャーと目が合う
KA「俺なんかより、マネージャー……Aヌナが心配だから……」
マネージャーが目を丸くする
A「カイさんに嫌われてると思ってました…」
KA「そんなことっ！絶対ないよ！」
俺が言った瞬間、マネージャーが大きな目をくしゃっとさせて笑う
A「良かった！」
その笑顔に俺の心がキューッと痛くなった
そうだ、あの日から、俺の心はヌナに持っていかれたままなんだ
CY「ジョンイナ、そういえばお前いつのまにかAヌナって呼んでたよな？
なにかあったの？」
何日か経ったあと、そうヒョンに聞かれた
だけど……
KA「ヒョンには教えない」
俺とヌナの二人だけの秘密なんだから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 479人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もちこ(プロフ) - ともさん» ありがとうございます〜！カイくんにヌナって言われたい^_^ (2020年4月10日 12時) (
レス) id: b58986e95c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もちこさん。今晩わ！可愛いカイちゃんとのエピソード、ありがとうございます。ほっこりしましたー。 (2020年4月10日 0時) (レス) id: 8360f041ee (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ツンデレテレべくちゃんかわゆいです。ミンソクちゃんヒョンだわ(^^) (2020年4月7日 9時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - りんさん» ツンデレべくちゃんのつもりなんですけど、デレデレです笑 (2020年4月4日 12時) (レス) id: b58986e95c (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - かわゆいべくちゃんと鈍感天然ヒロインちゃんキュんキュんします。^_^ (2020年4月4日 0時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちこ | 作成日時：2020年3月20日 21時
