勘違い男 ページ26
『ヌナって呼ぶってことは年下か』
「はい」
『Aちゃん年下の男友達なんていたんだね。知らなかった』
逆に、テヤンくんが知ってるあたしの情報って何があるんだろう
ほとんど話したことも無いのに知った気にならないでほしい
「じゃあ、あたし探し物があるから」
『何探してるの？手伝おうか』
「ううん。1人で大丈夫」
『遠慮しないで。1人より2人の方が早いよ』
遠慮してるんじゃない
迷惑だって言ってるのに
『あ、もしかして
課題で出されてた本？それなら』
「あの」
『ん？』
勝手に話を進めるテヤンくんをジョンインが呼び止める
「お手伝いして頂かなくても大丈夫です。
Aヌナには俺がついてますし」
『……』
「これで失礼します。
行こうヌナ」
あたしの手を優しく引く
その反対側で
テヤンくんがあたしの手首を強く掴んだ
『おい
何 勝手に連れて行ってんだよ』
「…テヤンくん？」
いつもと違う声のトーン
どうやら、ジョンインの態度に腹を立てているらしい
『まだ俺が話してる途中だろ』
「あの…テヤンくん
手首、痛い」
『年下のくせに調子に乗りやがって』
「いっ…」
「気を悪くさせてしまったのならすみませんでした。
ヌナが痛がってるので、手を離してください」
『お前が離せよ。俺に命令するな』
こんなに怒りっぽい人だとは思わなかった
プライドが高いのかな
笑顔の裏に隠された本性が見えて、余計に嫌になる
「ヌナ？」
「あっ
セフナ」
タイミングが良いのか悪いのか
修羅場に遭遇させてしまった
『今度は誰だよ』
「そろそろ離してテヤンくん」
「ヌナ、どうしたんですか？」
『また年下男か。
Aちゃんって年下が好きなの？』
「そんなこと教える必要ないでしょ。離してってば」
手を振り解こうとすればするほど、強く握られる
「やめて、痛い」
「…誰だか知りませんけど 手を離してください。Aヌナが嫌がってるじゃないですか」
『お前もかよ
…チッ
面倒くせぇな』
「離してください」
『うるさい。黙れ』
「離してください」
セフンが淡々と繰り返すので、テヤンくんの表情は苛立ちを隠しきれていない
『何なんだよお前ら。
Aちゃん
こいつら何？本当にただの男友達？』
「……」
『そういえば、前に違う男と一緒にいるとこも見たな。
男取っ替え引っ替えして遊んでんの？』
「そんなんじゃ」
『案外尻軽なんだ』
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みっちゃん(プロフ) - レモンさんいつもお疲れ様です（ ; ; ）いつも作品読ませていただいてます。今回の作品も本当に大好きです！！！これからも活動頑張ってください！！応援してます！ (2020年3月29日 23時) (
レス) id: b9bee3a82b (このIDを非表示/違反報告)
NATZU - 更新ありがとうございます！セフン良かったですね！親すごいムカついたけどスカッとしました。次も頑張ってください、応援しています！ (2019年5月26日 15時) (レス) id: d9ea95abc6 (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - 楽しみに連載待ってます！応援してます！ (2019年5月17日 21時) (レス) id: 4ca93bc7ad (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ミサさん» ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります(o^^o)のろのろですが更新頑張ります！ (2019年5月8日 18時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ - 読んでてすごい面白いです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます笑 (2019年4月27日 23時) (レス) id: e0c9fa60e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2019年4月27日 14時
