再現は忠実に ページ21
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Ren side
蓮「っおい、薬飲まねぇと!!」
『はぁ、本部から支援が来るはずだよ…っ』
蓮「…やべぇ」
彼女の息が絶え絶えになるのが聞こえる。
そこらへんにあった鉄で
がんがん、とドアをぶっ壊す。
少ししてやっとドアが少し開いてくれた。
『ボス…遅かったね、』
蓮「分かったから…薬!!」
咳き込む彼女に薬を飲ませることで
頭がいっぱいだった。
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帰る頃にはもう太陽が沈んでいた。
蓮「ん、」
『…え?』
蓮「おぶってやる、」
病気のせいか、随分軽い彼女を
背中に乗せて家まで送る。
蓮「もう危ないことすんなよ」
『でも楽しかったでしょ?』
蓮「だめ、2度とやんねぇ…!」
『ふふっ…分かったから』
にこにこする彼女に
どうしても聞きたいことがあった。
蓮「病気、完治は難しいの?」
『亡くなる人が多いのに、私だけ治る訳ないよ』
蓮「…そっか」
じゃあな、と手を振ると
何故か呼び止められて家の中にお呼ばれされた。
蓮「いてぇ!!」
『我慢してよ〜〜!』
手にできた傷を消毒で突かれる。
ドアを壊す時にでも出来てしまったのだろう。
蓮「いてぇよ…」
『実はこれやってみたかったんだ〜、
私のために怪我した男の人の手当て!』
蓮「なら怪我してよかったよ」
それにしても…家が博物館みたいだ。
目白蓮博物館。
マグカップやらアクスタやら。
しかし、気になるのは
2枚だけある小さい頃の集合写真。
『出来た。お腹すいたでしょ、なんか食べる?』
蓮「ねぇ、なんでこんな写真しかないの?」
『なにが〜?』
蓮「1人で映った写真がないじゃん」
『撮ってくれる人がいなかったの。
あ、自撮りならあるよ?』
と、多少地雷を踏みつつ。
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あんむ(プロフ) - かのんさん» 分かって下さって嬉しいです(;_;) (2021年11月18日 22時) (レス) id: ef53d72624 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - この韓ドラありますよね〜 (2021年11月18日 21時) (レス) @page6 id: 2a0671e559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんむ | 作成日時:2021年11月18日 21時