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School Life*39~主人公side~ ページ20
わたしはいま、校舎の裏に哲也さんといる。
ホントのわたしの気持ちを伝えるために…。
哲「昨日の返事…だよね?」
あ「はい…。…………やっぱりわたし、哲也さんとお付き合いはできません。でも、告白されたときはすごく嬉しかった。こんなわたしを必要としてくれる人がいるんだって思えたか…ら…」
泣くなわたし。また困らせるの?
ギュッ
そんなわたしを哲也さんは優しく抱きしめてくれた。哲也さんは暖かかった。
哲「泣くなよ…。俺も苦しくなるから…」
あ「……すいません」
哲也さんは涙を拭ってくれた。
哲「なんとなく予想してたんだ。断られるって。だってAは楽しそうに話してたからさ。あいつと」
あ「……あいつって?」
哲「Aはいつも俺じゃなくて、」
啓司のことばっかみてるでしょ?
そのときの哲也さんの顔は、なんだか寂しそうだった。
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作者名:そのの | 作成日時:2012年8月13日 12時