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白濱side
かれこれ20分ちょっと。
沈黙があってから、ふぇぇんと泣き出して扉が開いた。
白濱『なぁにー、笑、よしよし、大丈ー夫。』
俺の白衣でふわっと包んで抱き上げると、ぎゅーっと抱きついてきて。
白濱『不安だったね、ごめんな先生何にもできなくて。だからってトイレにずーっといたらお腹冷えちゃうぞー。笑、』
あんまり俺らが気にすると良くないんだよな。
ただ、この生活が心に影響してることは確かで。
Aは母親の精神的な事情で施設に預けられたのちに、心的な体調が不安定になり入院してきた。
おねしょはもちろん、会話で吃ることが増えてそれが嫌で言葉数が少なくなったり、自分の意思が伝わらなくて泣いて怒ったり、退行して泣きじゃくったり。
今まで受け止めてあげられる人がいなかった分の反動もあるんだろう。
ここのスタッフがさりげなくサポートしてストレスの少ない生活をさせてるけど、なかなか上手くいかなくて。
精神的なことは薬で治せるわけじゃなくて、根本から不安を取り除かなくてはいけない。ただ、口で言えるほど簡単でもなく。
『寝たくないぃぃ、ベットやだぁぁ……』
決して大きい声じゃない。普段から泣くと言っても他の子と比べたら控えめで。
白濱『じゃあお部屋で絵本読もう、なんの絵本にしようかなぁ。』
ひっくひっくと体を震わせるAを抱えてゆっくりトイレから出て部屋へ。
看護師『あ、出てきた。笑、よかったねぇ先生に抱っこしてもらったのー、いいなぁ。』
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Kate - 続編書いていただきたいです！身勝手なお願いではありますが (1月31日 18時) (
レス) id: f366eea424 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 続きお願いします！！！ (2021年2月7日 0時) (レス) id: f091408b7b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - この小説の大ファンです。毎回更新楽しみにしています。そろそろ続きが見たいです。忙しいと思いますが更新楽しみにしています(^^) (2020年5月22日 1時) (レス) id: 5ef7891912 (このIDを非表示/違反報告)
あん - 頑張っください！ (2020年5月20日 1時) (レス) id: 38b8074328 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴイチゴ(プロフ) - 今度は自分が看護師になって臣君達と一緒に小児科クリニックとかで治療したりする。というのを書いてほしいです！！ (2020年5月10日 21時) (レス) id: a073860beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：岩田柊架
| 作成日時：2019年2月7日 21時
