花恋

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晴side




〘 今日はありがとう 〙



交換したLINEに早速連絡が来た。


やばい。。。





「好きすぎて死ぬーーーっ！！」




布団にくるまって叫べば



「誰のことを？」




その声に一瞬にして熱が冷めた。




「愛梨。。。？」


布団から顔を出すと椅子に偉そうに座る愛梨。





「晴が、誰のことを好きだって？」



「ちげぇよ。つーか、勝手に入ってきてんじゃねぇよ！」

「ちゃんと小林さんに許可とったし」

「俺の部屋だろーが」

「いいじゃん。幼馴染なんだし」





悪戯そうに笑う愛梨。



こいつは昔から独占欲が強い。


俺のことも自由に使いたいおもちゃくらいに思ってるんだろう。



「一茶から聞いたよ 」

「何をだよ」



急に真顔になる愛梨。

背中を冷や汗が伝う。



「白峰さんのこと」

「だからなんだよ」



平静を装い、ベッドサイドの水を1口飲んだ。




「仲良くしなきゃいけないんでしょ？」



あー。それだけか。




「まぁ、そうだな」

「愛梨も協力してあげようか？」

「え？」




まさかそんな言葉が出てくるとは思わなかった。





「晴がお父さんから認められるためでしょ？愛梨も応援したいもん。」

「いいのか？」

「当たり前。だって、晴、女の子の気持ちとか知らないでしょ？」



じゃぁ、決まりね！




そう言って楽しそうに帰って行った愛梨に




ホッとした。

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