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「Aちゃん!久しぶりね」
天馬くんの家に入ると
利恵さんが笑顔で迎えてくれた。
『こんにちは。』
利恵さんに笑いかけると、
優しく抱きしめてくれた。
「もう出来上がるから、お荷物お部屋に置いてらしてね」
「はい」
天馬くんが教えてくれなくても
部屋の場所は覚えている。
わたしが先にすいすいと進むと、
慌てて天馬くんが追いかけてきた
「ちょっと、部屋片付いてないから先に開けないで。。。。」
時すでに遅し。
な訳で、
部屋のドアを開けてしまった。
『全然綺麗だよ?』
白を基調とした部屋は天馬くんらしい。
「あーーー。まぁ、いっか。」
中に入ると棚の上には写真たてが並んでいる。
『懐かしいね。』
その写真はどれも私と天馬くんが写っていて、
小学校、
中学校の卒業式後、
高校の入学式、
と、節目ごとに撮られたものだ。
『懐かしいね』
「Aはずっと変わらないよね」
『天馬くんはいつも子ども扱いするよね』
拗ねた私を見て、
天馬くんはこらえきれないといったように笑いだした。
「僕はAのこと、子どもだなんて思ったことないよ」
『うそだ』
心配性だし、私の手を引いてくれるのに。
「僕がAのことになると心配になったり世話を焼きたくなるのは、子ども扱いしてる訳じゃなくて。。。」
ドアをノックする音に天馬くんが立ち上がってドアを開けた。
「お食事の支度が出来ましたわ。」
利恵さんが私と天馬くんを交互に見ると
「お邪魔しちゃったかしら?」
と眉を下げた。
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あい(プロフ) - ひなさん» ありがたい言葉! これからもよろしくお願いします(^-^) (2018年7月24日 21時) (レス) id: 5d891c1c69 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 早速の更新ありがとうございます(о´∀`о)読ませて頂きました☆引き継ぎあいさんのペースで書いて頂ければと思います(^^) (2018年7月20日 21時) (レス) id: 4d0c37ce82 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!更新間隔があかないように頑張ります(^-^) (2018年7月20日 20時) (レス) id: 5d891c1c69 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - なかなか無い作品です!続きがとても気になります♪ (2018年7月20日 15時) (レス) id: 4d0c37ce82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あい | 作成日時:2018年7月17日 21時