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歩いて登校したからか、授業が始まるギリギリに学校についた。
門をくぐるのとほぼ同時に
近衛くんが駆け寄ってくるのが見えた。
「Aさん!」
『おはよう。近衛くん。』
天馬くんではないことに
少しだけほっとした。
近衛くんの手が私の肩を掴む。
「よかった!」
『え?』
「Aさんが1人で学園に向かわれたと聞いて、馳さんは気が気じゃなくて。。。」
『天馬くんが?』
「生徒集会があったので今は体育館にいらっしゃいますが。。。。」
「A!!!」
近衛くんの後ろから走ってくる天馬くん。
『おはよう』
あ。余裕のない顔。
そう思った時、不意に抱きしめられた。
「心配した」
天馬くんは心配性だ。
「もう心配かけないで欲しい」
天馬くんの中では私はまだ小さい子。
なんだと思う。
『ごめんなさい』
迷惑ばかりかけてごめんなさい。
天馬くんの邪魔をして、ごめんなさい。
天馬くんが抱きしめる力を強めるから、
天馬くんの制服に私の涙が染み込んだ。
ほんのりと天馬くんの香りが鼻をくすぐる。
それすら、悲しかった。
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あい(プロフ) - ひなさん» ありがたい言葉! これからもよろしくお願いします(^-^) (2018年7月24日 21時) (レス) id: 5d891c1c69 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 早速の更新ありがとうございます(о´∀`о)読ませて頂きました☆引き継ぎあいさんのペースで書いて頂ければと思います(^^) (2018年7月20日 21時) (レス) id: 4d0c37ce82 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!更新間隔があかないように頑張ります(^-^) (2018年7月20日 20時) (レス) id: 5d891c1c69 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - なかなか無い作品です!続きがとても気になります♪ (2018年7月20日 15時) (レス) id: 4d0c37ce82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あい | 作成日時:2018年7月17日 21時