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カーテンから零れた光にゆっくりと瞼を開ける。
規則的に3度叩かれるドアの音に、
自分が寝坊してしまったことに気づいた。
「お嬢様。馳様がいらっしゃいました。」
執事の高橋の声が聞こえる。
まだ開けきれていない瞳を擦ると、
痺れを切らした高橋がドアを蹴る音が聞こえた。
高橋は短気だ。
きっと私の担当でなければ即日クビになっていたはずだ。
『 今起きました』
「お着替えは済みましたか?」
『 まだ』
「でしょうね!」
やっぱり高橋は気が短い。
純白の制服に袖を通して部屋の外に出ると、
ロビーのソファーに天馬くんが腰かけていた。
「おはよう。A」
私を見ると優しく微笑む彼は、幼馴染。
小さい時から私の事をなんでも知っていて、
私を正しい方へ引っ張ってくれる。
『天馬くん。おはよう。』
挨拶を返すと、
「朝ごはん、食べておいで」
呆れたような笑みを浮かべた天馬くんは
鞄から取り出した本を読み始めた。
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あい(プロフ) - ひなさん» ありがたい言葉! これからもよろしくお願いします(^-^) (2018年7月24日 21時) (レス) id: 5d891c1c69 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 早速の更新ありがとうございます(о´∀`о)読ませて頂きました☆引き継ぎあいさんのペースで書いて頂ければと思います(^^) (2018年7月20日 21時) (レス) id: 4d0c37ce82 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!更新間隔があかないように頑張ります(^-^) (2018年7月20日 20時) (レス) id: 5d891c1c69 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - なかなか無い作品です!続きがとても気になります♪ (2018年7月20日 15時) (レス) id: 4d0c37ce82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あい | 作成日時:2018年7月17日 21時