ジミン先生のお気に入りは、冷たい (ページ8)

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08 JM ページ8

…今日の授業もやっぱりAはずーっと下を向いてる

授業はちゃんと受けてるみたいだけど…

僕の雑談は全然笑えないみたい！ぷん！

そんなことを考えながら雑談をしていると

すぐに授業が終わってしまった

なーんだ、今日も攻略出来なかった

テヒョンと作戦会議しないとな

・

あ、テヒョンといえば

昨日Aに話聞いてみるって会話あったよな？

よし行こう

忘れるとこだった

が、、

呼び出しても彼女は現れない

まだ1組から人が出てくるのは見てないから、
絶対中に居るはずなんだけどな…

A｢…はい｣

なんだ、いるじゃんか

｢んふふ、やっぱりいた！

お兄さんについておいで！！｣

説教とかと勘違いされないように
キラキラスマイルでそう言うと、
顔は見えないもののAはかなり引いてる様子

なんだよ

A｢……｣

それより僕、これからどうやってこの子と仲良くしようかな？？

好きになってもらうには…

｢♪〜｣

A｢…あの｣

おっと、自分の世界に入り込んじゃった

｢ん？どうしたの？｣

A｢どこ行くんですか｣

｢お話ししに！｣

A｢…早く済ませたいんですけど、人待たせてますし｣

そういつもより低いであろう声で答えるAは、
明らかに機嫌が悪い

｢え！あ、ごめんね…

僕ね、Aが最初の授業から元気なさそうで気になっちゃって

何かあるんだったら、相談乗るよ
…とか思ったり｣

やっぱ何か悩みを持ってるのかも

…けど、実際に聞こえたのは意外な言葉で

A｢あー、それは無問題です

気にかけて下さりどうも｣

無愛想に言い捨てて去っていこうとするA

それを止めるように、続けて話しかける

｢…じゃあ、いつもあんな感じなの？｣

この質問に対しての答えで、何かがわかる

何故かそう思った

A｢どうでしょう？

…私もう教室帰りますね｣

最後に目を合わせると、Aは小走りで教室の方へと向かった

・

・

…マジか

初めて目を合わせてくれたA

｢……やっばい、可愛い//////｣

僕のタイプ過ぎて焦る

今度は動揺して、止めることは出来なかった

……なんでよりによって、A、、

そう、だけど僕は同時に気付いてしまった

｢…あの子、絶対僕のこと嫌いだ｣