【d!】社畜と異世界人 (ページ28)

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限界なんてとっくの昔に通り越していた。
暫く食べ物を見たくないが、地獄はまだまだ終わらない。
いくら食べてもテーブルの上にある料理がなくならないのだ。

zm「はい、口開けて」

「うっ…これ以上はもう無理です…」

kn「やめたれゾム。A、食害で死んでまうぞ！」

ut「せやで！女の子に食べさせる量ちゃうぞ！」

コネシマさんと鬱さんに助け舟を出され、なんとかゾムさんから脱出する。
食害…コネシマさんが言った通り、まさに人に食べ物で害を与えていた。

zm「じゃあ、シッマと大先生がAの代わりに食ってぇや」

ゾムさんはコネシマさんと鬱さんの目の前に料理を並べていった。

私は「コネシマさん、鬱さん…私の代わりにすみません…」と謝る。

kn「Aが頑張ったのに、俺らだけ逃げるわけにいかんやろ、なぁ大先生！」

ut「せやな、シッマ。Aちゃんはゆっくり休んどいてなぁ」

コネシマさんと鬱さんは顔色を真っ青にしながら料理を食べ始めた。

zm「大先生、ペース落ちとるで！シッマは次これな！」

隣に鬼がいる。
どうやらゾムさん的には、私には甘かった方だったようだ。
鬱さんとコネシマさんには容赦がない。

これからはゾムさんとの外食は私の胃と、コネシマさんと鬱さんの為にも絶対にやめようと強く誓ったのであった。