【d!】社畜と異世界人 (ページ16)

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zm視点

窓に張り付いとった奴はやっと俺らと目が合って嬉しそうに笑いよった。
念の為に窓を開けたっても良いかシッマに許可を取ってから窓を開けてやる。

？「やっと開けてくれたー！ドア何回も叩いたのに何で開けてくれんかったん？！」

くたびれた青のスーツがいつもよりくたびれて見えた。

kn「大先生やん、何でおるん？」

シッマが大先生に尋ねると、「気が付いたらこの家の前におったんや」って言う。
どうやら俺らと同じくW国から来てしまったんやろう。
ちなみに大先生が言うには、俺とシッマはW国では行方不明扱いされ引続き捜索中になってるみたいや。

ut「それにしてもええ家やな、ここシッマの別荘？流石脱税してるだけあるわ」

kn「別荘ちゃうし、脱税じゃなくて節税や！この家は世話になってる恩人の家や！」

zm「シッマ、とりあえず大先生を家に入れたらへん？」

俺がシッマに提案すると、シッマは仕方なく玄関の鍵を開けて大先生を家に入れてやった。

kn「大先生、靴そこで脱いでな」

「へえ、家では靴って脱ぐんやな」と大先生は感心しながら言われた通りに靴を脱ぎ始める。

zm「Aが帰ってきたら、びっくりしてまうな」

kn「また居候が増えてもて、Aに迷惑かけてまうな、しかも大先生やで」

ut「僕で文句あるんか、シッマ？Aってここの家主の名前なん？」

「せやで」と俺が応えると大先生が「女か？！」とあまりにも必死にシッマと俺にしつこく聞いてくるから、Aが帰ってくるまで2人で黙ってることにしたった。