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暫くするとゾムさんがご機嫌でお風呂場から戻り、「湯船最高やな！」と大絶賛していた。
改めて日本文化って素晴らしいと思わず感心する。
ゾムさんも綺麗な髪をびしょ濡れにして戻ってくるので、ゾムさんをこちらへ来てもらうように呼ぶとタオルで軽く拭いてやりドライヤーで乾かす。
zm「A、俺のオカンやったんか…？」
「ゾムさんも同じ反応するんですね」
そう言いいながら顔を顰めると、コネシマさんが大きな声で「アーッハッハッハ！」と爆笑していた、解せぬ。こんな顔面偏差値の高い２児の母になった覚えはない。
ゾムさんの髪を乾かし終えると、2人にスーパーで買っておいたアイスを差し出す。
zm「なんなんこれ？」
「アイスですよ、冷たくて甘いお菓子です」
「ふーん、そんな菓子があるんか」と言いながらコネシマさんはアイスを食べ始める。
zm「A！これめっちゃ美味いな！」
kn「甘いのは得意ちゃうけど冷たいのがええな、うん」
やはりアイスを食べるのが初めてのようだったが、各々気に入ってくれたようで良かった。
夜も遅くなってきたので、コネシマさんが使っている部屋に別の布団を運ぼうとすると「俺が運ぶ！」とゾムさんとコネシマさんが私が持っていた布団を奪っていく。
客間に着くと、コネシマさんは既に慣れているようでコネシマさん主導の元2人で布団を敷いていた。
「ゾムさんはこの布団で寝てくださいね」
「分かったわ！」と言いながら布団に飛び込むゾムさん。布団は飛び込む物だろうかと思わず錯覚してしまう。
「そろそろ電気を消しますね、おやすみなさい」
kn•zm「おやすみ！」
電気を消してそっと2人の部屋を出ると、お風呂を済ませ、洗濯物を干して漸く就寝が出来たのであった。
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