Episode2 ページ2
V.I.P. room の中へ入って吃驚した
すっごく広くて人も多い
部屋の中央に吊り下げられた大きなシャンデリア
沢山のお酒が並べられた無人のバーカウンター
部屋の中心に円を描くようにして置かれている真っ黒いソファ .
そこには十数人は座っている
男性一人に女性が何人も付いている感じだけど女性はみんな綺麗なお姉さん方で .
どう見ても私なんかとは違う
距離感もかなり近くてどこか危険な香りがする
私を引っ張ってきた張本人は部屋へ入ってすぐ美人さんに捕まり私はただ呆然と立ち尽くすしかない
.
「 君 大丈夫 ? 何か飲む ? 」
『 え .. ? あ 、大丈夫です
「 とりあえずおいでよ . お水 用意してあげるから 」
私に声をかけてくれた男性に案内されカウンターまで行くと透明なオシャレな瓶から水を注いでくれた
『 ありがとうございます 、
「 いいよ . それより君の名前が知りたいんだけど 」
そっとカウンターの椅子に腰掛け水を飲む私の隣りに座り優しい笑顔を向ける
時折 煩しそうに長い前髪を搔き上げる仕草さえ見惚れそうな程
『 A 、です 』
「 Aちゃんね . 俺は陸だよ 」
またふわりと優しい笑みを浮かべた彼に随分と気持ちも落ち着いた
「 疲れてない ? 俺の部屋 来て休む ? 」
『 部屋 ? 』
優しい笑みを浮かべた侭 私に問いかけた彼は否定させない響きを孕んだ様な声色で
でもどこか期待を含んでいる様な調子で
「 俺達は皆んな自分の部屋があるの . ここはみんなで集まるラウンジなんだけどね 」
行こっか と半ば強制的に私を立ち上がらせると大きなソファを無視してどんどんと奥へ進む .
立ち止まった先にあったのは吸い込まれそうな程
透けた青色の扉だった
1470人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほくぶー(プロフ) - kuroさん» 健太くんのpinkお願いします! (2020年9月25日 1時) (レス) id: c26ab928bd (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - リクエスト失礼します!しょへのpink見てみたいです! よろしくお願いします(^^) (2020年9月24日 22時) (レス) id: a4e7eb1500 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - りっくんのpinkをお願いします (2020年9月24日 20時) (レス) id: 9fced94ca2 (このIDを非表示/違反報告)
如月亜莉亜(プロフ) - やましょーさんのpinkお願いします! (2020年9月24日 13時) (レス) id: acb6124742 (このIDを非表示/違反報告)
愛由菜(プロフ) - いわしょうのpink見てみたいです! (2020年8月25日 23時) (レス) id: b974b4aa99 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2018年3月31日 22時