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松村 side
｢A〜？…｣
もこっとした布団。
うん、ほらね。
不貞腐れてるんだろうなんて思いつつ、
そっと手を忍ばせると背中側だった。
｢…ん？｣
その触れた背中は、ちょっと汗ばんでいて。
やっぱり、布団をそんなに被ってるから、
なんて心でため息をついた。
反対側に周り、
｢ほら、布団被りすぎてたら暑い、｣
でしょ、という言葉が続かなかった。
｢っ！！A！？｣
A｢っ、ﾊｧ、ﾊｧ…｣
布団をめくると、
お腹を抑えてぎゅっと丸まっているA。
相当痛いのか額には冷や汗をかいているし、
顔色も青白い。
まずい、
｢A？A〜分かる〜？｣
肩を強めに叩いても反応がない。
俺はナースコールを押しながらAの肩を叩いた。
森｢はいはい？｣
｢慎太郎、A急変、腹痛だと思う、先生呼んで｣
端的にそれだけ伝えれば分かった、とだけ聞こえた。
｢A、お腹痛い〜？｣
パジャマのボタンを外そうとするもかなりの力でお腹を抑えているから外すことも出来ず。
早く、誰か、先生。
｢A、分かったら俺のお手手握って？｣
そう言っても俺の声なんて届いてなくて。
田｢ごめんねお待たせ、意識は？｣
｢反応ありません｣
田｢A〜、お腹痛くなっちゃったのな、ちょっと触るよ｣
A｢っ、…んん、｣
田｢ここ痛い〜？こっちは？｣
Aの手を退けなくてもその上から押していく樹先生。
田｢ごめん、救急に連絡して｣
森｢はい、｣
声のトーンこそ変えないものの、
かなり一刻を争う事態なのは馬鹿な俺でもわかる。
田｢ルート取って、あとエコー室にも連絡お願い｣
｢はい、｣
その間もAは苦しそうで。
田｢大丈夫、先生すぐ治すからね｣
その大丈夫を聞いて、1つ深呼吸をしてから
Aに針を刺した。
ーーー
もし宜しければ高評価の方よろしくお願いします、
飛び跳ねて続きを書き出します…！
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にゃん - 移行おめでとうございます！主様のお話が本当に大好きでずっと更新されないか楽しみにしていました！これからもお話楽しみにしています！ (2021年7月29日 0時) (
レス) id: b34980f8db (このIDを非表示/違反報告)
スモモ(プロフ) - maru_さん» そうなんですね！わかりました！！これからも更新楽しみにしてます！！！ (2021年7月27日 20時) (レス) id: 6b77069b0e (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - みくさん» 本当にありがとうございます(TT)待っててくださって本当に本当に嬉しい限りです！！！ (2021年7月27日 20時) (レス) id: db337c87a7 (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - スモモさん» ありがとうございます(TT)もうTwitterやっていません…すみません(;_;) (2021年7月27日 20時) (レス) id: db337c87a7 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話大好きです！ずっと待っていました！おかえりなさい。 (2021年7月14日 1時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maru_
| 作成日時：2020年10月15日 23時
