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俺の質問に答えたのは意外にも裕太で・・・。
「もう10回は行ってるなー。え。お前ないの??」
「いやいや、裕太くん。龍友くんAのこと苦手なんだからないでしょ?」
「え?龍友くんAちゃんのこと苦手なの??」
「うん、亜嵐君それさっき隼が言ったから」
「え?隼、お前なんで寝てんの!?」
裕太の質問に玲於がツッコミ。
ポンコツコンビの質問に涼太が返し。
その後は、いつもと同様どんちゃん騒ぎだった。
俺も、それに混ざっていたが…。どこかモヤモヤする気持ちを隠せずにいた。
それから、数日
あの時の飲み会からずっと胸のモヤモヤが取れずにいたけど
あいつとの接点は何も変わらないままただ毎日の仕事をこなすだけだった・・・。
そんなある日。
事務所で次のツアーに向けたスタッフとの顔合わせを終えて次の仕事に向かうときのこと。
車に乗り込むために、下に行くエレベーターを待っていたマネージャーを入れた9人。
そこへやってきたのは、
「おぉー。お疲れー」
「「「「「「「 AKIRAさん! 」」」」」」」
「「 お疲れ様です。 」」
丁度同じ階で打ち合わせをしていたAKIRAさんに会った。
大人10人プラスマネたちは大荷物を持っている状態。
この状態じゃエレベーターの中は混雑するだろう…。
そんなことを思っていると・・・。
『あの、エレベーターまだみたいなので。私、階段で行って先に車の用意しておきます!』
ともう一人のマネ(足立さん)に声をかけているあいつ。
「え?それなら、私もいくわよ?」
『いえ、大丈夫です。皆さんの誘導をお願いします!!』
そういって返事も聞かずにダッシュでその場を去るあいつ。
「 お前らのマネ―ジャーは、本当に気遣いができる子だねー。」
「そうなんですよ!自慢のマネでめちゃくちゃ感謝してます!もちろん足立さんにも!」
AKIRAさんの言葉に亜嵐君が自慢気に返す。
「あれ?Aちゃん。私の分の荷物も持って行ってくれてる…。」
足立さんの声に振り返ると
さっきまで足立さんの足元に置いてあった大量の紙袋が消えていた。
あいつも、たしかすごい量を持っていたはずだけど…。
「あっ!鍵‼私が運転するつもりだったから上着にしまってたんだ…。うわー。悪いことしたなぁ。」
上着のポケットから車のカギを出してあたふたしている足立さん。
自分も階段であいつを追うという足立さんに
俺は、無意識にその鍵を取った。
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ESORA(プロフ) - マカロンさん» 返事が遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しかったです!!一応来年の11月末まで続けるつもりだったので、もしよかったらこれかも見ていただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。 (2018年12月16日 15時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - ESORAさん» すみません…夏とか勝手な事を…f(^_^;人には人のペースがありますよね!あまりにも作品が良すぎて、調子に乗って言ってるだけなので負担にならないといいのですが…。 体に気をつけてマイペースに活動を楽しんで下さい♪ (2018年12月8日 2時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)
ESORA(プロフ) - マカロンさん» コメントありがとうございます。夏の花までいけるように毎日少しずつではありますが更新したいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。 (2018年12月8日 2時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - こんばんは。素敵なお話ですね!私はお花も好きですし、ランペファンなのでより嬉しいです!夏の花言葉ストーリーも楽しみにしています^▽^無理をせずに頑張って下さい♪応援してます! (2018年12月7日 22時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ESORA | 作成日時:2018年12月1日 22時