先生が狂わせた【ut】 ページ7
ちょっと主がヤンデレです
私の夏は受験勉強で過ぎて行くはずだった。
高三になって集団塾から家庭教師にきりかえた。
それが歯車が狂うきっかけになってしまった。
新しい先生は大学生で鬱島先生といって、いつもスーツを着こなしていた。
最初は何でも無かったんだ、でも、、、
鬱島先生の髪を掻きあげる姿に、優しく教えてくれる性格に、Aちゃんは凄いなぁ、と
正解するたびに褒めてくれる彼に惚れてしまったんだ。
そのせいで先生と同じ部屋にいると思うだけでドキドキしてしまう。
これでは勉強出来ない...
この先生に心を乱されないように動こうと誓った。
はずなのにそう思うほど先生が近くに感じる。
受験落ちたらどうしよう。
もしもそうなったら...
あなたのせいですよ。
恋が、先生が、私を狂わせたのですから。
いつもみたいに始まる授業。私は先生の気を引きたくて
「私、好きな人が居るんですけど、気づいてもらうにはどうすればいいですかね。」
といってしまった。
すると先生は驚いたように
「Aちゃん、好きな人おるん！？」と言った。
そして、「どんな人なん？」と聞いてきた。
なので私は、先生のことを思いながら
「かっこよくて、優しくて、気配りができる、そんな人です。」と答えた。
すると先生は冗談のように「もしかして俺だったりしてなぁｗ」と言う。
先生に告白するには今しかない。私は決心して口を開く。
「その通りですよ、先生。」
そのとたん、顔に熱が集まっていくのが分かった。
でも先生は悲しそうな顔をして、
「ごめんなぁ、Aちゃんとはつきあえない。」といった。
私はその言葉にショックを受け取り乱してしまった。
「つ、付き合ってる人でもいるんですか？」
「いないよ、いまは。」
その飄々とした答えに私はいら立ちをぶつけてしまう。
「なら、なんで、なんでダメなんですか！？」
「俺が悪いんやAちゃん。君はいい子だけど、おれのせいで付き合えない。ホンマにごめんなぁ」
―――――――だって俺は最低の人間だから。君みたいな子が昔の俺を知ったら傷つけてしまう。
先生が私を狂わせた。
END
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
陰キャの鸚鵡 - 紙絵師mariceさん» 了解しました｡ (2022年6月26日 11時) (
レス) id: dc5797398f (このIDを非表示/違反報告)
紙絵師marice(プロフ) - OKです。平凡な人さんありがとうございます。パスワード大丈夫そうなので、どなたかお話作られたら、閲覧解除してもらえれば… (2022年6月25日 16時) (レス) id: 10321ddc6b (このIDを非表示/違反報告)
陰キャの鸚鵡 - 平凡な人さん» ちゃうんすか姉貴 (2022年6月25日 11時) (レス) id: dc5797398f (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - 陰キャの鸚鵡さん» ログイン勢扱いされてる草w (2022年6月25日 9時) (レス) id: 5666188338 (このIDを非表示/違反報告)
陰キャの鸚鵡 - 紙絵師mariceさん» ログイン勢の方(よくチャットの方にいらしている平凡な人さん等)に送って頂ければ嬉しいです…!!続編作成までありがとうございます…!! (2022年6月25日 9時) (レス) id: dc5797398f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：国民7人 x他3人 | 作成日時：2022年3月31日 19時
