【残り42週間】 ページ19
‐A side‐
「もう耐えられないんだ」
そういい私と私のお母さんから逃げたお父さん。
A「なんで。ここにいるの。」
お父さん「たまたまだよ、たまたま。」
たまたまってなんだよ。
勝手に逃げて、
身勝手なこの人が何で今更会いに来る？
ころん「え、この人がAのお父さん？」
私のお父さんはころちゃんをじろりと見て「彼氏か」とつぶやきばかにしたような顔つきで私を見た。
A「なんだよ。お母さんを捨てたくせに.....」
お父さん「捨てたのはお前だろ。」
A「は？」
ちょA落ち着いて、ところちゃんが言っているがどうでもいい。
お父さん「お前、俺が出ていってから一度もかおりに会いに行ってないだろ？」
A「なんで知ってんの？」
お父さん「かおりからずっと聞いてたからな。」
A「お母さんが、お父さんに？」
お父さん「俺が出ていったり理由教えてやろうか？」
A「そんなの知ってるよ！もう嫌だったんでしょ？私の事も、お母さんのことも仕事のことも全部背負うのが嫌だったんで.....
お父さん「都合のいい部分だけ覚えてるんだな。」
A「..........え？」
この人は何を言ってるの？
あぁ、でも私は何かを忘れてる気がする。いや、忘れたいんだ。
お父さん「お前の言った俺が出ていった理由の続き思い出させてやろうか？」
やめて。
お父さん「俺は確かに全てを背負うのが嫌だった。」
喋らないで。
お父さん「だからあるものを捨てようとしたんだ。」
もういい、いいよ。
お父さん「かおりを優先するために何を捨てるのか。」
お願い、黙って。
お父さん「俺はかおりと過ごす時間を長引かせるために.....」
お父さん「お前を捨てたんだ。」
........思い出したくもなかった。あの日お父さんが言った本当の言葉。
『もう、嫌なんだよ。仕事もかおるの事もお前の事も。俺はこんなにも背負えない。だからかおりと過ごすためにお前の世話はできない。お前はいらない。』
お母さんも一緒に捨てられたことにして悲しさを紛らわせた。
ほんとは.......
私だけが捨てられたのにね。
ころん「いい加減にしろよおっさん」
突如響いたその声は
いつもより声のトーンが低くて
尖っていて
怒ったような責めているような
怖い声だった。
続く (更新停止中)
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作者 - パスワードを入れたら訂正できました！引き続き作品をお楽しみください！ (2019年6月20日 11時) (
レス) id: d0e37c3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 他の端末から見ているのでログインできなくて編集できてないのですが【残り47週間】が誤字りまくってます。本当に申し訳ございません！そして最後の終わり方も少し訂正しようと思っています。訂正は23時以降に行います。今日の夜も更新するつもりです。 (2019年6月20日 10時) (レス) id: d0e37c3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
あまくらげ(プロフ) - uu_0626さん» あっ.........wほんとだ！ころちゃんが女の子になってる！ご指摘ありがとうございます！また誤字があればばしばし言ってください！ (2019年6月18日 18時) (レス) id: de86c4986d (このIDを非表示/違反報告)
あまくらげ(プロフ) - 希空さん» 初コメありがとうございます！面白いなんて言ってくださって光栄です！更新頑張ります！ (2019年6月18日 18時) (レス) id: de86c4986d (このIDを非表示/違反報告)
uu_0626(プロフ) - 誤字ってますよ〜 ころちゃんの〇〇の彼氏じゃなくて〇〇の彼女になってます!! 伝わらなかったらすいません.....(´；ω；`) (2019年6月17日 23時) (レス) id: e773a66c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまくらげ | 作成日時：2019年6月12日 18時
