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＿＿＿ガラガラ ガチャ
上の階の扉が開く音が聞こえた
この時間に、扉が開いたってことは
＿＿ガタッ
「…A、久しぶり！
顔出せなくて、ごめんね」
そう言って顔を覗かせたのは、ギルダだった
ドンとギルダの二人が地下室に来てから、2週間後の出来事である
…今日は1月2日
クリスマスはとっくに過ぎ去り、年明けを迎えた次の日…
ハウスは掃除やなんやらで忙しいだろう
ギルダが顔を覗かせてから、階段を下りてくる
ドンはいないのかな…と思ったら
「Aッ！！本当にいたっ…良かった、良かったぁ……」
ギルダの後ろからは、アンナが顔を覗かせていた
「…アンナ、久しぶり
この通り元気だから安心して、…ね？」
私を見て泣きじゃくる我妹は、私に近づくとギュッと抱きしめてくれた
私も、自由な右手の方で抱擁を返す
…本当に良い家族を持ったなとつくづく感じた
「…A、早速本題に入ってしまって申し訳ないんだけれども、
とりあえず、今日は、脱獄決行日の流れを言うから覚えてほしい」
ギルダが申し訳なさそうにそう言った
…そうだね、積もる話もあるだろうけれど、本題に入ろう
「いや、そんなことないよ
大丈夫、話してっ！！」
私がそう言うと、アンナは名残惜しそうに離れる
…可愛いな
「…まず、決行日は恐らく1月14日の夜
レイの誕生日の前夜……、脱獄の準備は万全、荷物は全て、森の中に隠してある
勿論、Aの分もね」
逃げる練習もばっちり出来ていて、荷物も準備済み…なんて用意周到な
「それから、一つ言わなければいけないのが、
その夜、このハウスが火事になるの」
……火事
「火事を引き起こすことで、ママやその他鬼の監視の目をそちらに向かせて、私たちはその隙に逃げる…」
…多分この話も知ってる。火事という単語に驚きが無かったし、
すんなりと入ってきた
「…でも、火事だけだと、ママは消火を放棄して、私たちを追ってくるかもしれない
そう考えたの…レイが」
確かに、火事だけじゃママを足止めできない可能性が高い
その間に本部へ通報するだろうし…
「…それで、ここからはノーマンが言っていたことなんだけど、
レイは、このハウスと同時に自分を燃やして、ママを足止めするつもりでっ！！」
「…なるほど、それでママがレイのが救出をしている中、私たちは逃げると」
と私が、ギルダの言葉の続きを述べる
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キーさん(プロフ) - すごく素敵な作品だと思いました！！続きがとても気になります！更新待ってます！ (2021年7月26日 22時) (
レス) id: 1d2c287881 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - 茉桜さん» わぁ！そう言って待っててくださってたのとっても嬉しいです(T . T) 待っててくださりありがとうございますm(__)m (2021年4月30日 7時) (レス) id: 6beefee80f (このIDを非表示/違反報告)
茉桜 - 更新きた！！まってました！！！ (2021年4月29日 21時) (レス) id: eb9aeee422 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - 茉桜さん» 大変遅くなりました！今日から少しずつ更新していこうと思いますので、よろしくお願いします！ (2021年4月29日 13時) (レス) id: 41cbe0148b (このIDを非表示/違反報告)
茉桜 - 続き待ってます！ (2021年3月28日 17時) (レス) id: e733f81bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいあお x他1人 | 作成日時：2020年10月23日 3時
