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「……」
あれからどのくらい時間が経っただろうか
止めどなく溢れる涙は、一向に止まる気配がなく、枕を濡らしていた
＿＿カチャ
その時、ノック音もなしに扉が開いたことに気づき、私は寝ているフリをする
こちらに向かってくる足音は、私が眠るベッドの横で止まる
「…A、お前は一体どこまで知ってるんだ」
…！
その言葉に驚いた私は不覚にも目を開けてしまった
そこには声主のレイが立っていた
「……なんのこと」
私はとぼけた。何も悟られてはいけない
寝返りをうち、知らない風を装う
「俺は、お前が毎日テスト後に医務室へ入っていくのを知ってる」
…バレてた
まずい、ママにはまだバレていないのか
バレたらレイたち３人は即出荷という掟だ
ということは、まだママにはバレたことを悟られていないのか
「いや、それは普通に怪我したり、火傷したから医務室に入っていただけよ…」
「でもお前はそこから２時間は出てこない。いつも、毎日、怪我の手当てなんて言い訳するなよ。
さあ、吐け。どんな嘘も通じないぞ」
……
「…大丈夫だ、今はママも門へ行ってるからしばらく帰ってこない。発信器も確認しない。盗聴器もどこにもなかった。だから今話せ」
少し沈黙が続き、部屋の振り子時計の音だけが木霊した
私が話すまで、彼はそこから動かないみたいで、これ以上嘘も通用しないと悟り、私は起き上がってベッドの上に座った
「ひとつ聞かせて、レイは私が医務室に行くことをいつ知ったの」
「１０歳の頃だ」
なるほどね、採血の量が著しく増えて、体調が優れなかった頃だ
「私は７歳の頃、ママに二つの選択肢を迫られた。
一つ目は、このまま出荷されるか
もう一つは、毎日血液を一定量以上提出するか…と」
私は自分の包帯を解き、その中に隠した”絆創膏”を見せた
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あおい あお(プロフ) - 藤李さん» コメントありがとうございます(*ﾟ▽ﾟ*)そう言っていただけてとても嬉しいです!!!オチはそうですね…今のところレイを予定しています。（私はノーマン派なのですが笑 エマノーマンが好きなので）更新頑張ります！これからもよろしくお願いしますヽ(；▽；)ノ (2019年7月4日 9時) (
レス) id: f2491022db (このIDを非表示/違反報告)
藤李 - 楽しく読ませていただきました。とても面白かったです！夢主の女の子もとても可愛くて抵抗無く読むことができました！(苦手なものが多いので…)お、オチはレイですか？ﾄﾞｷﾄﾞｷともかく更新楽しみにしています！深夜投稿でもお体にはお気をつけてください！ (2019年7月3日 20時) (レス) id: ccc56f3f02 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - 心様 大変返信が遅れてしまいました。申し訳ありませんm(_ _)m ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです(*ﾟ▽ﾟ*) 約ネバは人気ですね、投稿してまだ数日ですが登録者がこんなに増えると思っていませんでした笑 更新頑張ります＾＾ (2019年5月26日 22時) (レス) id: f2491022db (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白いです。頑張ってください！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - モモンガ様 返信遅くなりました、見てくださりありがとうございます(*ﾟ▽ﾟ*) そうですね、ほかの作者さんとは違った物語を書いてみたかったので意識した部分もありますよ！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年5月18日 20時) (レス) id: f2491022db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいあお x他1人 | 作成日時：2019年5月14日 20時
