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その3 ページ3

「本当にありがとう〜!あ、お礼に何かサービスするよ?」
「ううん、大丈夫。また別の時に来るから、シフト入ってる日ラインで送って!」

梓とはちゃっかりラインを交換済み。これはこれで使えそうだからね。
と、いうのと、梓ってばすっごく良いこだから個人的にお付き合いしたくてね!

「それじゃ…」
「梓さん!買い出し、ありがとうございました。それで、この方は…?」

ちらり。ああー疑ってる疑ってる!いいねその警戒心、さすがだよ。

「買い物から帰る途中で袋が破けちゃって。Aちゃんていうの、彼女がエコバッグ貸してくれて、荷物も持ってくれたんです!」
「どーも。それじゃ梓、またラインするね!」

バイバイと小さく手を振って外に出る。カモフラージュとして、一応先ほどのスーパーに戻り買い物を済ませ自宅に帰った。
ハニトラにおける私の鉄則その1、あなたが目当てですってアピールをしないこと!当たり前よね。

だからこそ初めての接触はどーも、くらいでちょうどいい。
ここから数回は、全部梓に会いに行く。それだけであの男の警戒は少し和らぐはず。







今日で梓に会いに来るのは3回目。今のところ週一回のペースで来ている。
やたら会いに来るのも怪しいからね。この曜日にこの辺りで何か用事があって寄っている、と思ってもらうのが一番良いわけ。もちろん、バーボンがいるのもわかって来ている。

「梓!一週間ぶり!」
「う、うん!いらっしゃいAちゃん」

今バーボンは店の奥にいるようだ、見回してもいない。でも女子高生はいるから出勤していることはわかる。
…にしても、梓の元気がない。一体どうしたのかな。それとなく聞いても教えてくれなくて、ちょっとお手洗いチェックして来るね!といなくなってしまった。…うーん、バーボンに何か吹き込まれたのかな。

カウンターでオレンジジュースをずるずるすすりながら考える。と、後ろのテーブル席にいた女子高生が声をかけてくれた。

「…あの、梓さんのお友達ですか?私、上に住んでる毛利蘭と言います」
「僕は江戸川コナン!よろしくねお姉さん!」
「ん?うんよろしく。そうなの梓の友達なんだけど、元気がないように見えて…何か知ってる?」

すると蘭ちゃんは言いにくそうに口を開く。


要約すると。
バーボン(安室さんという名前であっているようだ)のファンである女子高生によって炎上させられたそうだ。
ちょうど梓が戻って来ると、奥にいた女子高生がクスクスと笑うのが見えた。

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れい(プロフ) - 復元してくださりありがとうございます!! 此れからの更新も待ってますね (2019年2月23日 21時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - れいさん» お早いコメントありがとうございます!!なんとかかんとか復元ができましたのでまた続編のほうで続きを書きます…!ありがとうございます(;ω;) (2019年2月23日 17時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - キャバ嬢 書きましょう!! (2019年2月23日 17時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 陽香さん» ひええありがとうございます…!もっと更新できるように頑張ります!! (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ののいろ系女子さん» 最近降谷さんが出てきてませんがそろそろ出てきますので…!よろしくお願いします! (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エリス | 作成日時:2018年6月8日 9時

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