327) すんなりいかないこと3（ＣＭ side) ページ27
.
何でだ？
そう言えば、顔合わせの挨拶の時にも喧嘩売ってたな。
ドンヘ「まぁ、よくわかんないけどキム・ジェジュンにあいつが惹かれる何かがあったんじゃない？ああ、Aちゃんには内緒な。ユノに殺されるから。」
チャンミン「わかりました。で、予兆とは？何が起こるんです？教えて下さい。じゃないと守れない。」
ドンヘさんが急に真顔になった。
ドンヘ「あのふたりの馴れ初め…聞いてる？」
チャンミン「はい。だいたいは。」
ドンヘ「お互いの恋人にすっぽかされて…って話。」
チャンミン「はい。聞いてます。」
ドンヘ「ユノをすっぽかした女は、正確に言えば彼女じゃない。ユノが20年も片思いしてただけ。しかもユノの兄貴の婚約者。」
チャンミン「…」
ドンヘ「財閥三世で、ユノの親父さんの会社の大株主。ユノとは幼なじみだったんだよ。美人で巨乳だけど整形だ。」
チャンミン「…その情報いります？」
ドンヘ「ユノはあの日を最後にスパッと割りきった。Aちゃんと会って、お互い前に進もうって約束したから。」
チャンミン「…そうなんですね。」
ドンヘ「でもソヨンは違ったんだ。あ、片思いの相手な。ユノの好意が自分から離れたとなったら、急に執着するようになってな。」
チャンミン「…」
ドンヘ「我が儘なお嬢様なんで、手に入らないものは無いと思ってる。今までも散々ユノの恋路を邪魔してきたし。ソヨンはAちゃんの存在を知ってる。」
チャンミン「素朴な疑問ですけど…チョンさんはどうしてそんな女を好きになったんです？」
ドンヘ「ユノには兄貴がいるんだ。俺達の会社の専務なんだけど。これがまたユノとは違うタイプのいい男で。ソヨンと兄貴は昔から許嫁として育てられてきたんだよ。まぁ、政略結婚だな。小さい頃はそれで良かったかもしれないけど、成長するにつれ、ユノはソヨンに恋心を抱いた。そのきっかけが純粋な初恋なのか、兄貴に対する反抗心なのかは、本人にもわからないかもしれない。」
チャンミン「はぁ...」
政略結婚だの、許嫁だの、金持ちのやることは次元が違いすぎて全く理解できない。
.
328) すんなりいかないこと4（ＣＭ side)→←326) すんなりいかないこと2（ＣＭ side)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 286人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mari
| 作成日時：2019年5月16日 0時
