187)行ってきます<You side> ページ37
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A「ユノは直ぐに韓国に帰るの？」
ユノ「せっかく来たから安藤様に連絡してみようかと思って。まぁ、パクさんが居ないとダメだけどね。」
A「そうなんだ。安藤様とパクさんに、宜しく伝えてね。じゃあ…行ってくるね？」
ユノ「タクシー乗り場まで送る。」
A「ううん、ここでいい。本当に行きたくなくなっちゃうから。」
ユノ「じゃあ…」
グッと引き寄せられて、抱き締められる。
大きな手が頬を包んで、触れるだけのキスがどんどん深くなる。
本当に離れられなくなってしまうから、ユノの背中をそっと撫でた。
名残惜しそうにそっと離れると
ユノ「頑張ってこい。」
A「うん。」
ユノ「何か困ったらすぐ電話するんだぞ？」
A「フフ…ユノ、お父さんみたい。」
ユノ「父親はこんなことしない。」
そう言ってチュッとキスをした。
A「じゃ…行ってきます。」
ユノの匂いをすぅーっと思い切り吸い込んで首筋にキスをすると、ゆっくりと部屋を出た。
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タクシーで会社に着いたのは始業5分前。
慌てて部屋まで駆け上がると、そこには鬼の形相のチャンミンが。
A「あ、おはよ…汗」
チャンミン「彼氏と外泊してギリギリ出勤なんていい身分ですねぇ…シャンプーの香りまでさせて、生々しいったら。」
A「ははは…でもチャンミンが設定してくれたんでしょう？ありがとう！」
チャンミン「俺はチョンさんに借りを返しただけですよ。」
A「借り？」
チャンミン「いや、なんでもありません。充電はできましたか？」
A「うん。やる気スイッチ入ったよー！今日からしっかり働くからね！」
チャンミン「それは良かった。とりあえずミーティングがてら朝御飯奢って下さい。」
A「勿論です。チャンミン様。なんでもご馳走しますよ。」
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作者名：mari
| 作成日時：2018年4月19日 23時
