174)魔法使い1<You side> ページ24
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ユノの体温は私の不安を和らげ
ユノのキスは私に勇気をくれる。
さっきまでの憂鬱がまるで嘘のように思えた。
A「…魔法使いみたい。」
ユノ「ん？何か言った？」
A「ううん(笑) 」
お互いに裸のままずっと抱き合っていた。
ユノ「お腹空いた？」
A「うん。そうだね。なんか急に食欲が出てきた。」
ユノ「運動したからね(笑)」
A「ちょっ/////」
時計を見るとまだ19時前。
交代でシャワーを浴びて服を着る。点々と脱ぎ捨ててある服を集めるのが恥ずかしくて。
理性を無くすくらい相手を求めたのは初めてだ。
ユノ「はー…シャワー気持ち良かった。A、何食べたい？」
声に振り向くとバスローブを羽織ってこちらに歩いてくるユノがやたらと色っぽい。
A「ユ…ユノ！まだ髪がびしょびしょだから///」
ユノ「そのうち乾くよ。」
A「ダメだよ！風邪ひいちゃう。」
ユノの手を引いてバスルームに逆戻り、タオルでユノの髪をわしゃわしゃ拭いて、ドライヤーを持ったものの。
A「届かない…」
ユノ「ふっ(笑) これでいい？」
膝を少し曲げて、前屈みになってくれた。
A「う、うん」
ち、近いし///
さっきまで裸でいたのに、明るいところでまじまじと見るとめちゃくちゃ恥ずかしい！
サラサラなんだなぁ
短い髪はドライヤーで乾かすと直ぐに乾いてしまった。
ユノ「ありがとう。気持ちよかった。人に乾かして貰うのって気持ちいいな！」
チュッとおでこにキスした。
さっくりしたセーターにジーンズ姿で、髪をセットしていないユノはさっきとはちがってまるで少年みたいに見える。
いつもとは違うユノの一面を沢山見て、なんだか一方的に私が照れてるみたい。
A「ユノ、私着替えを取ってきたいの。明日、このまま出勤出来ないし…」
ユノ「そうだね、俺もお父さんとお母さんに挨拶…」
A「ダメダメ！捕まったら朝まで離してもらえないよ！ユノ！」
ユノ「ふっ…二人きりでいたい？」
A「うん！」
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作者名：mari
| 作成日時：2018年4月19日 23時
