･･:*:･Chandelier それぞれの愛し方 2･･:*:･ (ページ10)

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060）ごめん<You side> ページ10

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隣の部屋から救急箱を持ってくる。

男性の一人暮らしで救急箱がちゃんとあるなんて。

それも可愛らしいキティちゃんの缶とか。

A「プッ…」

堪えきれずに吹き出すと

ジェジュン「なんだよ(笑)」

頬を膨らませて怒った振りをする。

ジェジュンが笑ってくれた。

そんな事でもホッとする私。

ベリッ

貼ってあった絆創膏を大げさに剥がして、消毒液を塗り、新しい絆創膏を貼り直した。

ジェジュン「ごめんな…」

A「…なに？」

ジェジュン「俺がケガさせた。」

A「…ジェジュンのせいじゃないよ。事故だから。」

ジェジュン「俺が乱暴な事をしたから。」

A「…」

ジェジュン「ごめん…」

A「ジェジュン…あの…ドラマの事…」

ジェジュン「…」

A「ごめん…知らなくて。」

ジェジュン「…俺さ。Aに甘えてた。カンさんに言われたんだ。」

A「…」

ジェジュン「Aさんがお前から離れないと思ったら大違いだって。」

A「カンさんが？」

ジェジュン「何も言わなくても理解して受け止めてくれると思うなって。」

カンさん。

心配してくれていたんだ。

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