079）作戦会議1<YN side> ページ29
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Aさんには景色のいい部屋を準備した。夜になれば東京の夜景が綺麗に見えるだろう。
A「ユンホさん！あのお部屋、豪華過ぎて…私がこっちでいいです。」
仕事とは言えせっかく一緒に日本に来たんだから、景色のいい部屋に泊めてあげたくて。
ユノ「Aさん、これはバイト代だよ。通訳のギャラは出せないからね。だから遠慮せず受け取って？」
ちょっとやり過ぎたか？
恐縮してしまった固まってしまったAさんに、ドンヘがいいタイミングで声をかけてくれて、場が和んだ。
A「わかりました…じゃあ、遠慮なく…ユンホさん、ありがとうございます。」
仕事中は頑なに敬語をやめないAさん。
そんな真面目なところも好きなんだ。
ユノ「じゃあ、16時にロビーで待ち合わせしよう？それまで少し眠ったら？寝不足なんだろ？」
A「はい。じゃあお言葉に甘えて…」
ユノ「また、後でね。」
Aさんの部屋の扉が閉まるのを見届けて、自分の部屋に戻る。
朴さんは、一旦 日本支社に戻ると言って出ていった。
ドンヘは2つあるベッドの片方に転がりながら、こっちを向いてニヤニヤしている。
ユノ「なんだよ、気持ち悪い。」
ドンヘ「ユンホくーん。Aちゃんに話せたのかー？お前が社長の息子だってこと。」
ユノ「ああ。話したよ。」
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作者名：mari
| 作成日時：2018年1月31日 23時
