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013)温かいキス<You side> ページ13

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ユノ「Aさん。クリスマスイブを嫌な思い出にするの止めよう?辛い恋は今日でお終いにしよう?」




A「チョンさん…」




チョンさんに触れられた唇が熱をもつ。




次第に体中に熱がめぐって




チョンさんの長い指でもう一度触れられたいと思ってしまう。






私を真っ直ぐに見つめるチョンさんの顔は本当に彫刻のように美しくて



真っ赤な唇の上にある、小さなほくろを見つけて思わず手を伸ばしてしまった。







ユノ「Aさん…」




チョンさんの唇を撫でた私の指はあっさりと捕まって




チュ…


私の指先にキスをしたチョンさんの唇は



ゆっくりと私の唇に重なった。









温かいな。


キスってこんなに温かいものだっけ?




大きな手で腰を支えられて、壊れものでも扱うように優しく頬を撫でてくれる。





チョンさんの唇は私の下唇啄むようにゆっくりと動いて



男とか女とか快楽とかそんな事は関係なく、大きな何かに抱かれてる感じがした。





スッと唇が離れて目を開けると、目の前には少し潤んだように見えるチョンさんの顔があって





ユノ「綺麗だよ。Aさん」



そう言ってニコッと笑った。



その笑顔が温かくて涙が出そうだった。








A「…チョンさん…私を…抱いてもらえませんか…?」




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014)説明のつかない感情<YN side>→←012)抱きしめたい2 <YN side>



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作者名:mari | 作成日時:2017年12月26日 0時

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