第６話 ページ7
目の前にいるスライムはヒポクテ草の捕食に夢中でAには気づいていない
前世での有名掃除機ダ〇ソン顔負けの吸引力だ…
「(声をかけたほうがいいのでしょうか…でも一生懸命捕食してますし、もしかしたら襲ってくるかもしれませんから少し様子を見ましょうかね)」
Aは少し離れた場所に移動し気配を消しながらスライムを観察した
スライムはヒポクテ草や魔鉱石を捕食しながら洞窟の奥へと進んでいく
そんなスライムの様子を見ているとAはあることに気づいた
「(これって、あの漫画のストーリに似てます…スライムがいてスキルがあって、大賢者がいて…。)」
Aは前世で少し聞いたことがあった漫画を思い出した
転生したらスライムだった件
「(前世ではあまり漫画やアニメは見ていなかったので詳しくはわかりませんが、たしか私のように前世で死んでしまって転生したらスライムになり物語が始まっていったような…)」
もしそうならばおそらく今懸命に捕食を続けているあのスライムは主人公のスライムなのだろう
ならば今のうちに接触し、自分も転生者だと伝えて行動を共にしたほうが良いかもしれない
同じ転生者と知れば知識を共有してこの状況をなんとかできる気がする！
「(そうと決まれば！驚かさないように話しかけたいですね〜)」
Aは徐々に気配を隠すのをやめてスライムにゆっくり近寄った
スライムもこちらの気配に気づいたのか捕食をやめてこちらを向いた
「”こんにちはスライムさん。あなたも転生者ですか？”」
たしかまだ見えないし聞こえないような状態だったきがするのでそっと念話で話しかけた
ド直球の質問だがほかの聞き方が思いつかなかったのだ
Aの質問にスライムは驚いたのかブルブルと体を震わせて悩んでいるようだ
「(返事がない…もしかしてまだ念話もつかえないのかな？)もしかして、話せないですか？」
スライムは頷くように体をプルプル揺らした
「そうでしたか！もしかして目もみえてないですか？さっきから変な方向に頷いてますけど」
ス「！？」
焦ったようにぴょんぴょん跳ねながらぷるぷる揺れるスライム…
「ではまず、見えるようにしていきましょうか！」
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はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ (2021年11月26日 11時) (
レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 設定も内容もとても好きです！続きが気になって仕方ありません！！ (2021年5月3日 23時) (レス) id: a20ef2728f (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2021年2月5日 12時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ericia | 作成日時：2020年4月15日 20時
