女遊びが激しい彼等が何故か私に迫ってくる件について.2【浦島坂田船】

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『つかぬことをお聞きしますが、折原君、“勘違い”とは一体なんのことで....？』








私がそう問い掛けると、折原君は聞き捨てならないことを言った。








「Aさんと君が廊下で仲良く手を繋いで歩いてるのを見掛けてな。それでカップルなのかと」








『え、いやいやいやいや、そんな訳ないじゃないですか』





「そうですよそうですよ。あれはただちょっと、僕が落ち込んでて、気分転換にってAちゃんが言ってくれて」





「それで食堂って感じなのかな？」





『大雑把に纏めればそんな感じになります』





「...ふ〜ん、そうか」








私達の語彙力皆無な説得に納得してくれたのか、それ以上は何も言わなくなった。








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......あれ、なんかメッチャ静か。








椎名君は元々よく喋る子じゃないっぽいし(現に今黙々とご飯を食べてるし)、私だってそんなよく喋るキャラとかじゃないし。





折原君に至っては携帯見ながら優雅にオシャレなジュース飲んでる始末。





まぁ私的には、こう云う静かな空間は大歓迎でなんの問題も無いんですけどね。







......ちょっと.....ね？








寂s「あぁ〜！？センラとAと.....誰？」









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.....人が喋ってる時に言葉を被せないって習わなかったんですか坂田君。






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