恋愛対象外だったはずの同期と再会したら、色気MAXになってた件。【諸伏景光】

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飲んでいたお酒が変なところへ入り咳き込んでしまう。



ま、待って。



確かにした!!!瞼を閉じた景光くんを見たら突然キスしたくなってしちゃったけど!!!



『景光くん、寝てたんじゃ＿＿＿』



言いかけて、ハッとする。

あ、ヤバイこれ失敗したかも。



恐る恐る景光くんの方を見れば、案の定彼は口許に弧を描いている。



「へぇ、否定しないんだ…？」

『え、や、ちが…っ』

「ん？何か違うのか？」

『そ、れは…』



景光くんがどんどん近づいてくるので私も後ずさりする。

しかし後ろに壁があって、あっという間に逃げ場がなくなってしまった。

マズイ、追い詰められた…！



『な、何も違わない……です』

「ふぅん、じゃあもういいんだよね？」

『いいって何を…』



“我慢しなくていいんだよね”



耳元でそう囁かれ、一気に顔に熱が上がった。



『ひろ＿＿＿んっ!?』



私が何かを言う前に、唇に温かいものが触れた。



キス、されてる。



『っ……!?』

「ん……」



角度を変えて何回も何回も唇が重ねられる。

しかも1回のキスが長いので、だんだんと息が続かなくなってくる。



『はぁっ……んぐっ!?』



酸素を求めて口を開けた瞬間、待ってましたと言わんばかりに口内に舌が侵入してきた。



『…ふぅ……はぁっ…』

「ん……ふぅ…」



彼のされるがままで口内を乱される。



なにこれ、頭がボーッとして…。



『はあっ……！』

「っ……ごめんね、やりすぎちゃった…？」



唇が離された頃には、私は涙目だった。

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