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ページ13

『!?』



驚いて景光くんの方を見上げれば、彼は「しーっ」と口角をあげながら言ってきた。

しかももれなくウィンク付き。



「わぁ、仲良しなんですね…!羨ましいです!」

「あははっ、そうですか?申し遅れました、緑川です。喫茶ポアロで働いていまして、来週の文化祭でお手伝いをさせていただくので___」

「来週の文化祭……ですか?」

「はい。子供たちの料理体験があって、それをお手伝いするんです」

「………そういえば料理体験もあるんでしたね!私も子供たちと一緒に楽しみにしてますね」



そして田辺さんは「では私はこれで失礼します。手塚さんも緑川さんもお気をつけて!」と気遣わしげに去っていった。

私が景光くんの破壊力エグめのウィンクに呆気に取られてる間に。



『〜〜っ、ちょっとぉ!勘違いされるでしょ!?』

「Aちゃんがオレのことを意識してくれるなら手段は選ばないよ」

『選んでお願いだから』



7年前の景光くんなら「ごめん、もうAちゃんの困ることはしないよ」とか焦りながら言いそうだけど、今は私が困ることすら楽しんでいるようなそんな感じがする…!

くそぅ、ワルい男になりやがって…!



『…にしても料理体験かぁ。いいな楽しそう』

「もしだったらAちゃんも来る?子供たち以外にも来ても大丈夫だからさ。ゼロにも会えるかもよ?」

『あは、降谷くんが今どんな感じなのかは気になるかも。それにこの学校も好きだし、行ってみようかな』

「ホント?」

『うん……あ、だけど私料理全然できない人間なんだよね…。大人だから子供たちのサポートできた方がいいんだろうけど…』



もはや子供たちの方が料理スキル高いんじゃないか…?



私が苦笑いしていると、景光くんが「あ」と何かを思い出したように声をあげた。



『…何?』

「Aちゃん、これから暇?」

『え、暇、だけど…?』

「だったら軽く、料理体験の“予習”しない?オレが教えるからさ」

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くるみ(プロフ) - とっても面白かったです (10月6日 0時) (レス) @page47 id: dd662f3c96 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - はじめまして、景光くんの優しさや真面目さが大好きなので、景光くんの一途な思いに凄くときめきました。素敵な作品をありがとうございます。 (2022年9月21日 3時) (レス) @page47 id: 8f97d5546c (このIDを非表示/違反報告)
江良(プロフ) - 足軽さん» コメントありがとうございます!大好きだなんて嬉しいです…!このお話が栄養剤になるなんて光栄です(笑)疲労をほぐして頑張ってくださいー! (2022年8月28日 15時) (レス) id: 37f133a8ec (このIDを非表示/違反報告)
足軽(プロフ) - 大好きすぎます………栄養剤になりますありがとうございます………疲労によく効く…… (2022年8月28日 15時) (レス) @page1 id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
江良(プロフ) - 田舎ママさん» コメントありがとうございます!素敵だなんて…!めちゃくちゃ嬉しいです!こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございました! (2022年8月19日 12時) (レス) id: 1888b997ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:江良 | 作者ホームページ:**  
作成日時:2022年7月19日 22時

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