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 はっきりと自覚してしまったのがなんだか嫌で、逃げるように席を立った。







 教室に戻れば、おかえりなさ〜い とにこやかなしのぶに出迎えられる。







胡蝶「ぼっち飯は免れましたか〜?」

 『免れましたよ』

胡蝶「善逸くんですかねぇ」

 『…………』

胡蝶「あっ、図星でしたか。すみません〜」







 全くもって申し訳なくなさそう。








胡蝶「彼、本当にAちゃんのことが好きですよね。ちょっと嫉妬しちゃいます」

 『もっと感情込めて』

胡蝶「たっぷり込めてますよ〜」

 『それ悪意な』







 愛情なんて微塵も感じ取れないわ。









 次の授業数学か。




 ちゃんと聞いていないと今度こそぶっ飛ばされそうだけど、食後の眠気に耐えられるかどうか。








胡蝶「いつ付き合うんですか?あ、もう既に付き合ってたりします?」

 『分かりません付き合ってません』

胡蝶「どうしてです?毎日のように告白されてません?」

 『…………まぁ、』

胡蝶「好きではないんですか?ちゃんと振ってないってことは情はあるんですよね?それとも馬鹿のレベルが上がって───」

 『あ゙ぁーーーハイハイ好きですよこれで満足ですかしのぶ様』

胡蝶「あら、それはどうも」

 『貴女の事じゃないです。………いやしのぶも好きだけど』







 地味に嬉しそうな顔すんな。






 善逸のことは好きだけど、不安要素が多すぎる。



 あと、今更 好き って言って通じるかどうか。








実弥「オイ馬鹿ァ」

 『呼ばれてるよ、しのぶ』

胡蝶「あなたのことですよ」

実弥「そうだおめェだ馬鹿野郎がァ」

 『これでも学年トップ3維持してるんですけど』

実弥「関係ねェ、俺の授業をちゃんと受けねェ奴ァみんな馬鹿だァ。今度こそ寝るんじゃねぇぞォ」

 『へぇへぇ分りやしたよ。みんなして私のこと好きすぎでしょ』

胡蝶「あはは」

 『……………』






 乾いた笑い声は結構効く。







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設定タグ:鬼滅の刃 , キメ学 , 我妻善逸   
作品ジャンル:恋愛
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びっぐべいびー(プロフ) - 夕陽さん» 私も夕陽さん大好きです!!!!!おどおどさせます!!!!!有難うございます!!!! (2020年2月16日 22時) (レス) id: e79a92b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
夕陽(プロフ) - あああやっぱりびっぐべいびーさんの作品が好きです!オドオドする善逸がめちゃっ好き……。応援してます! (2020年2月16日 21時) (レス) id: 1027af9147 (このIDを非表示/違反報告)
びっぐべいびー(プロフ) - SPADEさん» めちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます! (2020年2月15日 23時) (レス) id: e79a92b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
SPADE(プロフ) - 好きです。めちゃくちゃタイプです。更新頑張ってください! (2020年2月15日 13時) (レス) id: eddc682581 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びっぐべいびー | 作成日時:2020年2月15日 10時

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