検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:25,449 hit

ページ11

.









 流れで昼食を共にする事となってしまった。







 まぁ、それはいいんだけど……、









善逸「………………」








 なんかめっちゃ見られてる。





 無言で。







 右向けないし食べにくいし、見られてる箇所に穴があきそう。








 『………食べないの?』

善逸「食べてます」







 器用か。






 目だけを右に向ければ、頬杖をつきながら真顔でじっと此方を見つめていた。






 食べてないじゃん。









 『食べにくい……』

善逸「あーんします?」

 『結構です……』

善逸「遠慮なさらず」

 『遠慮します……』









 誰か、誰かいないの。誰でもいいから助けて。





 この空気に耐えられそうもないんだけど。








善逸「先輩ってさ、」

 『はっ、はい……』

善逸「俺のこと、どう思ってんの?」

 『………後輩?』

善逸「いやまぁ後輩だけど……」







 呆れたように大きくため息をつく善逸。







善逸「………保健室でのこと、忘れたとは言わせませんよ」

 『忘れた』

善逸「あ、そうですか。じゃあいいです」









 少し怒ってしまったようで、むすっとしながら自分のご飯に手をつけ出した。








 嘘だってことは分かってるんだろうけど。






 先輩としてのプライドなのかな。





 プライドって何だっけ。なんか美味しそう。






 じゃがいもで出来たあれみたい。






 あ、フライドポテト。







 お腹空いたなぁ。







 あ、食事中だった。









 『怒んないで』

善逸「怒ってないです」

 『不貞腐れないで』

善逸「不貞腐れてないです」









 どうしたものか。





 ほっぺた柔らかそう。






 つついちゃえ。









善逸「…………何してるんですか」

 『柔らかい』

善逸「────ッあ゙あああもう何なんですか!!!!!」

 『やっぱり怒ってる』

善逸「そりゃ怒りますよ!!!!!忘れたとか言うしはぐらかすし馬鹿だし馬鹿だし馬鹿だし!!!!!」

 『ここ食堂だよ』

善逸「そういうとこッ!!!!!!」








 いやほんとに視線が集中してんだって。









.

□→←□



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
148人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , キメ学 , 我妻善逸   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

びっぐべいびー(プロフ) - 夕陽さん» 私も夕陽さん大好きです!!!!!おどおどさせます!!!!!有難うございます!!!! (2020年2月16日 22時) (レス) id: e79a92b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
夕陽(プロフ) - あああやっぱりびっぐべいびーさんの作品が好きです!オドオドする善逸がめちゃっ好き……。応援してます! (2020年2月16日 21時) (レス) id: 1027af9147 (このIDを非表示/違反報告)
びっぐべいびー(プロフ) - SPADEさん» めちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます! (2020年2月15日 23時) (レス) id: e79a92b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
SPADE(プロフ) - 好きです。めちゃくちゃタイプです。更新頑張ってください! (2020年2月15日 13時) (レス) id: eddc682581 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:びっぐべいびー | 作成日時:2020年2月15日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。