レトさんと ページ12
『なんでこんなことになったの』
rt「俺に言わないでよ…」
in牛沢家
お兄ちゃんは買い物に出かけていたので1人でゴロゴロしていたら、急にピンポンが鳴った。
宅配とかもないし約束とかもないから、絶対開けるなよってお兄ちゃんに言われてたけど……確認するくらいいいよね。
……あれ、レトさん？
『レトさん？』
rt「あれ、Aちゃん？うっしーは？」
『出かけてるよ、とりあえず入っておいで』
レトさんを(勝手に)部屋に通し、(勝手に)お茶を出す。
『今日どうしたの？お兄ちゃんと約束あった？』
rt「いや、約束してたわけやないんやけど、この辺に用事あったから寄ってくか〜って、それだけ」
『そかそか。まぁお兄ちゃんしばらく帰ってこないだろうし、ゆっくりしていきなよ』
rt「うっしーの家だよね？」
的確なツッコミをもらいつつ、特にゲームとかもせずにお互いスマホ構ってるだけで時間が過ぎていく。
「『あっ、』」
「『あ、いいよ』」
「『…』」
rt「あのさ」
『うん』
rt「結構真面目な話なんだけど」
『…うん』
rt「……Aちゃんって、うっしーのこと好き？」
『は…？いや、お兄ちゃんとしては好きだけど、恋愛感情はないよ』
rt「そ、そか…」
『………え、何その好きな女の子に彼氏がいるかどうか確認する童貞みたいな反応』
rt「ちゃうわ！！！……いや、Aちゃん、やっぱりうっしーとは特別仲良い感じするからさ」
『お兄ちゃんは私の命の恩人なんだ』
rt「そうなん！？」
『っていっても、本人はそんな気ないし、私が勝手にそう思ってるだけだから』
rt「…聞いてもいい？」
『ごめん。話せない』
rt「……わかった。いつか聞ける？」
『…………いつか、ね』
rt「わかった。待つよ、俺ら」
『…ありがとうレトさん』
rt「あ、Aちゃんは何やった？言いかけてたけど」
『あぁ、お兄ちゃんからじき家着くよってLINEきてた』
rt「あー、じゃあ俺も帰るね。別にうっしーに用事あるわけでもないし。Aちゃんと話せたからもうこの家は用済み」
『なんて言い方をするんだ』
ｶﾞﾁｬｯ
us「A〜、…って、おい誰の靴だ！」
rt「やべっ」
玄関からお兄ちゃんの声が聞こえてきて、レトさんは慌てている。
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なちこ(プロフ) - 初めまして！ランキングから気になって一気に読ませていただきました！壁システム発動させるrtさんに思わず笑ってしまいました笑夢主ちゃんの過去も気になるし、続きが気になるお話で楽しく読ませていただきました！更新、楽しみにしております！ (2021年8月6日 3時) (
レス) id: b338af306c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおたん | 作成日時：2021年7月17日 16時
