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ウジside

仕事終わり。
スタッフとメンバーがぞろぞろ帰り支度をしている。

後ろから、Aの声。


「ウジさん、お疲れさまです!

今日、翻訳の続き——」

振り返る前に、身体が固くなった。

どうしようもないくらい、不意打ちだった。


「…明日見ます」

ぶっきらぼうな声で遮った。

Aが驚いた気配がした。

悪気なんてないのに。

むしろ――

近づいたら、
また何か見透かされてしまう気がした。

俺が隠してる弱さとか、
不安とか、
言わなくていい気持ちとか、
全部。

それが、怖かったんだ。

(あの日みたいに、また俺の奥を見抜かれたら、たぶん、逃げられなくなる)

だから、避ける。

無意識に距離を置く。

それが一番、正しいと思ってた。

――なのに。

Aがほんの少ししょんぼりした顔で
資料を抱え直す姿が目に入って、

胸が、痛んだ。

避けてるのは俺なのに。

傷つけるつもりなんてなかったのに。

(……なんで、こんなに気にしてんだよ俺)

気にしてる。

気にしないわけがない。


もうとっくに、
“普通のスタッフ”なんかじゃなくなっているのに。

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作者名:えぬ | 作成日時:2025年11月14日 17時

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