愛の"末"(夢主ちゃん)前編 ページ18
夢主ちゃんside.
......"毎日"誰かにずっと見られている。
......帰りは"毎日"誰かに付け回されている。
＿＿＿気のせいじゃない。毎分毎秒、山のように送られてくる｢無名のメッセージ｣や、下駄箱に詰められた溢れそうなぐらいの｢記名無しのラブレター｣や呪いみたいな｢誰かの愛の言葉｣、何時までも鳴りやまない｢不明の着信音｣。それも複数人で。
仮にもプロデューサーなのでスマホの通知を切るわけにもいかず、ただ受け取るしかなかった。そして、いくらブロックしてもまた違う宛先から来るので無駄に終わった。
.....でも大丈夫、何もされてない。まだ、知らないふりをすれば相手もそのうち諦めるだろう。
と、有り得ない希望を抱いては、正常な判断もできない頭で他人事のようにぼんやりと考える。そして今日も重たい足を無理やり引きずりながら、愛がたっぷりと詰められた薄汚い箱に目を向けた。
箱の隙間では待ってましたとでも言うようにたくさんの紙束が顔を覗かせていた。
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿今日も気分は最悪だ。すっかり日課となってしまった手紙の回収とメールの確認に不在着信。......あぁ、気持ち悪い。家に帰ったら美味しいものを食べて、こんなの早くゴミ箱に捨てて寝てしまおう。
そして、一番の難関は今この瞬間。耳を澄ませなくても靴底が地面にすり減るような鈍い音が鼓膜に響く。
.....足音がふたつ。コツコツ、と規則正しい音を鳴らしながら着実に近くなっているような感覚。
怖くない。大丈夫、だから。これを乗り越えれば家だと心を保たせて早足で歩けば聞き慣れた音に自然と引き寄せられてしまった。
＿＿＿聞いたことがある音だ。......誰だろう、知らないひと？みんなの誰か？いや、もっと近くの＿＿＿＿
いつもの人とは違う足音が気になって、私は振り返ってしまった。
｢＿＿＿やっとボクを見てくれたんだネ、Aちゃんッ♪｣
思いがけない人物に、驚きと恐怖で身体がこわばって動かない。
「ぁ.....、ぇ...、」
＿＿＿おかしいよ、こんなの。
いつも見てるはずの夏目くんの顔は別人のよう。
唖然として口は塞がらないのに上手く呼吸もままならない。
｢＿＿＿どうして、どうして夏目くんが...？｣
なんとか開いた唇から掠れた声が漏れては夏目くんはとても満足そうに目を細めた。
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さも(プロフ) - 純さん» 純さんこんばんは！わざわざ見ていただきありがとうございますm(_ _)mお手数お掛けしますがどうぞよろしくお願いいたします。 (2020年3月13日 19時) (
レス) id: 449220bc32 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 作者からみました。OKです。ゆっくり更新で構わないので、よろしくお願いいたします (2020年3月13日 17時) (レス) id: 8d45cf93a3 (このIDを非表示/違反報告)
さも(プロフ) - みっきーさん» みっきーさんはじめまして、リクエストいただき本当にありがとうございます！凛月くん了解致しました！依存度までの記載までありがとうございます。ぜひ書かせていただけたらと思います完成までお待ちいただけましたら幸いです。 (2020年3月12日 21時) (レス) id: 449220bc32 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - すいません…リクエストよろしいでしょうか？朔間凛月くんとで共依存の関係で書いていただけないでしょうか…？度合いとしては学校でも常時密着していて本人達はそれを全く変に思わないレベルの依存度が好きです…！！ (2020年3月12日 1時) (レス) id: bd5bbfc6ff (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - はい！もうほんとたくさんあってすみません、、、楽しみにまってますね！！ (2020年2月19日 16時) (レス) id: 8d45cf93a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さも | 作成日時：2019年1月27日 9時
