夢を見るから明日は来る。 ページ8
レオはAの腕に預けた猫の頭を撫でて笑った
｢やだ、逃げようよ、レオ｣
この学院で男に囲まれながらも愛や零、渉や日和などの権力の高い友達に守られていたためこういう自体に合わなかったAは初めての自体にかなり頭が混乱していた
先ほど体を触られた恐怖で足がすくんだのとレオが喧嘩をおっぱじめそうな予感を見て不安の色を瞳に込めてレオを見上げた。
そんな瞳を見てレオはチラ、と不良を見てまたAを見た。今守るべき大切なものが何か、そう気付いた
｢.....分かった。お前がそう言うなら、｣
｢おい、ぺちゃくちゃ話し込んでんじゃねーぞ！！！｣
｢れっ、｣
レオがそう承諾しようとした瞬間
痺れを切らした不良がレオに殴り掛かった
咄嗟のことに不意打ちを掛けられたレオはAを背に隠そうと身を乗り出し、その拳を顔に受けた。
その衝撃が強かったのか、足を滑らせて少し段のある矢道に体が打ち付けられた
不意打ちの攻撃だった為か受け身もまともに取れず腕から転び、その腕からは真っ赤な血が滲んでいた
｢レオ！！！！｣
すぐに駆け寄って顔を見ると、失神したのか意識がなく出血した腕がダランと垂れ下がるだけだった
｢お、おい｣
｢これまずくね...？｣
｢逃げるぞ！！｣
血だらけになり動かなくなったレオを見て焦りを感じた不良達はバタバタと逃げ去ってしまった
再び静かになった弓道場で猫がにゃあにゃあと鳴き叫ぶ
｢レオっ、ねぇレオ！！起きて！！や、｣
一向に起きる気配のないレオを見て焦りを感じて弓道場を飛び出した
助けを呼ぶためだ
｢うお！！！？｣
助けを呼ぶため弓道場を飛び出した矢先、すぐに背の高いある人とぶつかった
｢おや、Aさんじゃあないか！久しぶりだなぁって、｣
それはしばらくの間仕事の関係で海外にいた斑にぶつかった。斑はいつものように陽気に挨拶しようとしたが、目から涙をこぼして自分を見上げるAを見て途端に目の色を変えた
｢________誰に泣かされた｣
そうキュッと目を細める斑にAは懇願するように抱き着いた
｢まっ、まだ、レオがっ！！レオ、を、助けて...！！！｣
｢___レオさんが？一体何があったんだ？｣
｢れお、怪我してっ、お願い早く助けて！！｣
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さくさくぱんだ(プロフ) - 更新を心待ちにしています！ (2022年4月9日 19時) (
レス) @page39 id: 27ed53f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
かみなき主(プロフ) - 何回も読み返してます！ いつか気が向いた時にでも良いのでぜひ続きを書いて欲しいです！ (2020年6月11日 16時) (レス) id: 8084408f37 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 面白いです!更新待ってます! (2019年12月31日 22時) (レス) id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫2(プロフ) - ４話(？)を見て思ったんですけど、なんで奏汰が昔髪が長かったのを知ってたんですか？ (2019年4月3日 14時) (レス) id: 618aafe19a (このIDを非表示/違反報告)
フルール・ド・リスしんどい(プロフ) - 悠凪さん» そちらも見ていただいてありがとうございます...！！とても感激です！！！今日常生活でとても忙しくどちらも更新できない状況ですがこれからも頑張りたいと思います！コメントありがとうございます^^* (2017年12月10日 13時) (レス) id: d45fe086f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フルール・ド・リスしんどい | 作成日時：2017年11月14日 2時
