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#言葉の暴力、心に猛毒。 ページ1

*

ab

いつからだっただろうか。

確か物心着いた時には、この人生だった。

「りょうへいくんとは遊びたくない!」

「おんなのこみたいなんだもん!」

いつも保育園では仲間外れにされてた。

でも、親は仕事を辞めることなんて出来なくて

毎日毎日泣きながら保育園に通ってた。

いつも送迎バスの隣の席には誰も座ってくれなくて、

教室でもずっとひとりぼっちだった。

集合写真も1人だけ笑ってない、

卒園アルバムの個人写真もぎこちない笑顔。

その時から笑い方がわからなかった。

みんなは何が面白くて笑ってるんだろう、

笑うってなんなんだろう。

俺には、よく分からなかった。

小学生にもなれば、よくあるいじめを受けた。

上履きを隠される、教科書ノートを破られる。

給食を1人だけ多く取り分けられる、

係を俺以外誰もしてくれない。

4年生にもなれば少し知能が高くなって、

机に落書き、黒板に悪口、影で暴力。

それが当たり前みたいになってた。

誰にも相談できない、相談の仕方がわからない。

びしょ濡れになって帰った日だって、

宿題のプリントが破られてた日だって、

俺はいつも親に嘘を吐いてた。

係の仕事をしてたら濡れたんだ。

ランドセルから取ろうとしたら敗れたんだ。

もしかしたら、親は気づいてたのかもしれないけど。

「亮平、明日お父さんもお母さんも仕事は休みなんだ。」

「久しぶりにお休みが被ったから、学校お休みしてどこか遊びに行かない?」

両親からのそんな提案。

学校に行きたくなかった俺にとっては、

めちゃくちゃ嬉しい提案で。

学校をサボって家族で沢山お出かけした。

水族館にも行ったし、動物園にも行った。

遊園地も大きなショッピングモールも映画館も。

平日は人が少なくてひとりじゃないけど、

独り占めしてるみたいだった。

別に学校のことが根本的にどうなったって訳じゃないけど、

学校のことを忘れるくらい楽しい時間だった。

その日の帰り、お父さんに言われた。

「亮平、隠していることがあるだろう?」

子供の俺が親に隠し事なんて無理。

そんなの分かってたけど、

いざ聞かれると一気に心を締め付けられる。

ab「い、、はぁっ、、あのっ、、」

「大丈夫よ、落ち着いて。お母さんたちは分かってるから、亮平はとってもいい子だって。」

ぎゅっと抱きしめてしくしくと泣く俺を、

ただただ静かに見つめていた。

いままでの傷を癒すかのように、

お父さんお母さんの優しさは温かかった。

*→



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淘蒼toa(プロフ) - 不器用ながらも翔太くんなりの愛で溢れている渡辺翔太、、、たまらん。笑 お忙しいとは思いますが、投稿頑張ってください、応援してます! (7月3日 21時) (レス) @page9 id: 1316baeae3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのきたけ | 作成日時:2022年6月26日 19時

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