【花より男子】花沢類の幼馴染(男主) (完) (ページ34)

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なんでページ34

おおーーーーっパチパチパチパチ

「すごいわぁ、あなたかっこいいっ」

「あの人パーティーのたびにああなのよ。マスコミ顔ふかしちゃってやな奴ッ」

俺なんの役にもたってないじゃんか。
ハーーッとため息をはく

類「A、何やってんのさ」

「ああ、類」

類「離れるなって行ったのに。だから、あんな目にあうんだよ」

「見てたの？」

類「当たり前。みんな見てたよ」

「うわ、マジかよ。恥ずかし」

類「ほんと、やめてよね。心臓がもたないから」

「？お、おう」

心配してくれたのだろう。

類「はぁ…絶対わかってない」
今度は離れないからと、俺の手をぎゅっと握る。

総「牧野ーーーっおまえって信じられない奴」

眼鏡のおっさんに絡まれてた女は俺たちが近づくと「きゃっ」っと行って何処かに行ってしまった。

美「まったく、司といい牧野といい。おまえらなんで、そんなに凶暴なのよ？」

牧/司「「一緒にしないでっ/するなっ」」

はっ！つーーーーん

なんだこいつら…
「…あ、牧野助けてくれてありがとな」

不本意にも女の子に助けられてしまった。

牧「全然っ！Aさんも大丈夫？」

「別に俺はどうも…てか、牧野とおまえよ「皆様、今夜は私のバースデーパーティーにようこそ！お楽しみ下さっていらっしゃるでしょうか？」

わあっ

静の声が響き渡る
類に引き寄せられた。

類「俺の側から離れないで」

耳元で喋るなっつの。
くすぐったい。

静「私も20歳になりまして色々と決心したことがらございます。

その一つを皆様にここでお知らせしたいと思っております

私、藤堂静は、来月またパリへ帰ります

帰国する予定はございません」

ざわっ

え…っ

「静！何を言ってるんだ‼
戻ったばかりじゃないかっ」

静「お父様、お母様。私のわがままをお許し下さい。

静はもうお嫁に行ったものとお考えになって」

「おまえは跡取りなんだぞっ、この藤堂商事はどうなるんだ‼」

ごとっ
マイクを置いた。

静「私は貧しい人々を支える。
弁護士になりたいの。
このきらびやかな衣装も長い髪も

もう私には必要ないわ」

ジャキっ

静「藤堂の姓は捨てます」

何を…言ってるんだ。
静の綺麗な髪がサラサラっと落ちる。

る、類…
ハッとして類の方を見ると。
類は……誇らしげに笑ってたんだ。