過去�� ページ31
「ん？」
「？。A、どうかしたの？」
ふと視線を感じたので、俺は首を捻った。
特におれ達を凝視している人はいない。
「……ううん！何でもない」
気のせいか。
その日は類とお出掛け。
付き人もつれておやつを買いに来ていた。
甘い匂いが鼻腔をくすぐり、興奮したおれは足を踏みだした。
一緒に見ていた類はその甘い匂いに顔を歪めながらも付いてきてくれていた。
でも、長時間いたせいかどんどん顔色が悪くなっていく類。付き人と外で待ってるように伝えると、コクリと頷き大人しく外へと向かった。
早く買って類のところに行こうと足を早める。
俺は店の奥まで入っていった。
「ねぇ、君。ひとりかい？」
ガラスに入ったお菓子を眺めていると真横から声をかけられた。
少々横にでかく、髪の薄い中年のおじさん。
浮かべている笑顔は脂っこい。
身なりは綺麗にしているが、それでも嫌な雰囲気を醸しだしている。
気持ち悪いな。と思っていると、男は俺が見ていたお菓子を手に取った。
「これ買ってあげようか？」
「いいよ別に」
断っても笑顔を浮かべたまま。
おれの髪が綺麗だとかいって触ろうとしてきたので避ける。
ますます笑い皺を深くしたおっさんは、懲りずにおれの肩に触れた。
気持ち悪い手の動き。
知らない奴に触れられる。
なんとも言えない気持ち悪さが腹の中でうずきだした。
一体こいつは何なんだ。
男の顔が歪むくらいの力で、おれは肩から太い手をたたき落とす。
「い、いらないってば！」
「遠慮しないでいいんだよ」
どんどん顔が近づいてくる。
「ひっ…」
「これを食べながら、ベットでとっても楽しいことしよう」
気持ち悪い、すぐに逃げないと、危険だと頭が警報を鳴らす。
おっさんを押しのけて店から出ようと、一歩下がれば、おっさんは一歩足を踏みだしてきた。
「お肌も綺麗だね〜 全身つるつるでしょ？」
「なにすんだっ」
服の中に手を入れてきたのではらうが、おっさんは嬉しそうに笑う。
「ふふふ、君みたいな強気な子がベットで乱れる様はさぞかし美しいんだろうねぇ。おじさんとえっちなお菓子食べて、気持ちいこと沢山しようね〜」
こいつヤバイ。
まだ幼かった俺は、何を言っているのかよくわかっていなかったが、本能が、直感が、警報を鳴らしていた。
おれの顔に恐怖が映ったのを見たおっさんは、おれの手首を素早く取った。
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悠人(プロフ) - なるさん» わーー！！よかったです！！Rタグ付いてしまったのでもしかしたらコメントも見れないかもとドキドキしてました(~_~;)一気に…だいぶ長編なのにありがとうございます^ ^ カラットさんですか！確実に趣味が合いますねㅋㅋ楽しんでいただけると嬉しいです！ (6月12日 23時) (
レス) id: b1a7650ccc (このIDを非表示/違反報告)
なる - 悠人さん» 別端末から失礼します！わざわざリンクを貼っていただきありがとうございます！見れるようになったので一気読みしました！海ちゃんのところは自分も胸が痛くなりました…！悠人さん最高の作品をありがとうございます！セブチも好きなので読みます！ (6月11日 22時) (レス) id: 984f7da6fe (このIDを非表示/違反報告)
悠人(プロフ) - なるさん» トップにリンク貼りました！Rタグで見れてない可能性もあるのでRでも閲覧出来るようになってるか確認をお願いいたします^ ^ (6月11日 17時) (レス) id: b1a7650ccc (このIDを非表示/違反報告)
なる - 一話どこにありますか、、！ (6月10日 12時) (レス) @page3 id: 0a7ce356e9 (このIDを非表示/違反報告)
賢志郎（りん）(プロフ) - 1話がどこにもない (2020年3月28日 15時) (レス) id: 66de5526d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠人
| 作成日時：2018年10月7日 8時
