覚悟と信頼 ページ10
高専から八王子まで
約1時間かけて来たのは良いものの
『・・前はタクシー捕まえて行ったんだよな』
「・・・・無いね」
駅にはタクシーもバスさえも来ていない
なんなら駅員さんがいるだけで
人なんか歩いてすらいない
八王子ってこんなに田舎だったっけ？
餃子とかラーメンとか有名じゃなかったっけ？？？
『悟、確か瞬間移動できるよな？』
「自分の足で行くほうが良くない？」
『面倒くさいだけだろ』
「ハハ」
笑う悟を軽く殴り
駅員さんに声をかける
『すみません、タクシーってないんですか？』
「え、あっ、すみません
ここ最近”タクシー会社”が破産しましてね」
『破産？？？』
悟と顔を合わせる
変な話だ
タクシー会社が破産だぁ？
『じゃぁ・・・浅川地下壕まで行く
バスってあります？』
そう聞くと駅員さんは顔を真っ青にして
「あ、あそこには行かないほうがいい！
あそこは・・・”遊び半分”で行く場所じゃあない！」
そう叫ぶもんだから
吃驚してまた悟と顔を合わせる
『・・・・ねぇ、あんた地元の人？
何時ぐらいに仕事終わる？』
「え、あ、私は早番でしたから・・・」
『そう？じゃあ夕方・・・
18時ぐらいにまたここ来るからちょっと話聞かせてよ』
「え、いやいや！貴方たち何なんですか？
急に話聞きたいって・・・」
『実はね、私達”探偵”なんだ
人が・・・よくいなくなるっていうから
ここまで来たんだけど・・・調査に協力してくれないかな』
「たん・・・・てい」
駅員さんは”う〜ん”と唸るも
「改札前でなら・・・」
と承諾しそのまま戻っていった
「お前よくあんな嘘直ぐつけたな」
『仕方ないだろ
あの人は”何か”を知ってた
浅川地下壕って言った途端顔真っ青にして・・・
嘘をついてるわけでもなかったし
なにか”引っかかるんだよ”』
「引っかかる、ね
18時にまた来るとして・・・行ってみようか」
『歩いてか？勘弁してよ・・・』
「いいや、瞬間移動 で」
『エッ』
悟は私の手を握ったかと思うを
ビュンッと情景が変わり
『ビッッッックリしたぁぁぁ』
目の前にはさっきの駅はなく
赤い鉄格子が現れた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 115人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミンミンゼミ(プロフ) - 饅頭こしあん派さん» あ、、、ありがとうございますm(_ _"m)持病と課題でテンテコマイですが頑張ります！文才がカスですがどうぞ最後までこの小説を楽しんでください・・・！ (2021年10月12日 12時) (
レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭こしあん派(プロフ) - 面白くて一気見しちゃいました！更新頑張ってください！ (2021年10月11日 20時) (レス) id: d12f11bbbc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミンミンゼミ | 作成日時：2021年8月16日 17時
