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地下壕のそのまた地下へ続く扉を開き
梯子を下りその先へと進んで行く
『ウッ・・・』
ジクリと左手が痛む
頭痛が酷い
吐き気もする
『・・・ッ』
でも止まってはいられない
_____見たか 銀翼 この勇姿_____
__日本 男児 が 精こめて___
____作って 育てた わが 愛機____
___来るなら 来てみろ 赤蜻蛉___
何故地下壕で軍歌が流れているんだ
不気味なんて物じゃない
ところどころ床にはミノはナタ、注射器や
骨までもが転がっている
壁には手をついて這いずったのか
横に血の跡が伸びている
恐ろしい場所だ
『・・・呪形を、見つけなきゃ』
重い足を前へ前へと進める
すると六芒星が刻まれた大きな扉に行きつく
六芒星は蘆屋家の家紋だ
この中から嫌でも分かるほどの呪力を感じる
禍々しく、ドロドロとしたもの
(鍵は・・・かかってない)
錆びたドアを押し開ける
『・・・・・なん、』
その中には
首のないありえない程の地蔵が並んでいた
その手には濁り切った数珠がかけられている
『ハッ・・・・ハッ・・・』
息が詰まる
目の前に広がる光景に目を疑う
その場にいてはいけないような、そんな気がして
ゆっくりと
ゆっくりと後ろに下がり
その空間から出ようとした時だった
キリキリ
人形の腕が曲がる時にでるような
嫌な音がたつ
キリッ キリキリキリッ
その音はどんどん大きくなっていく
『じゅ、数珠が・・・ッ!』
良く見れば地蔵の手が上下に動いており
錆びた数珠が擦れている音だった
『ッ!』
背中に悪寒が走る
【
その声は若い、女の人の声で
悲しそうな声だった
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ミンミンゼミ(プロフ) - 饅頭こしあん派さん» あ、、、ありがとうございますm(_ _"m)持病と課題でテンテコマイですが頑張ります!文才がカスですがどうぞ最後までこの小説を楽しんでください・・・! (2021年10月12日 12時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭こしあん派(プロフ) - 面白くて一気見しちゃいました!更新頑張ってください! (2021年10月11日 20時) (レス) id: d12f11bbbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年8月16日 17時