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「し、知り合いだったんですね・・」



『す、すみません』




私は知らないが
悟が知っているのだから仕方がない


場を落ち着かせるために
知り合いだということにした




「あの・・改札って言いましたけど
人も多くなってきたので・・・ファミレスでもいいですか」


『えぇ、大丈夫ですよ』



黒ずくめの人間3人に
私服が1人


はたから見たら怪しすぎるな




「いらっしゃいませー!」



ファミレスに入り
各々好きなものを頼んだところで




『さてと・・・話、聞かせてもらえるかな
あの時の口ぶりからすると浅川地下壕に行った人が
”行方不明”になっているって感じかな』



「え、えぇ・・・でも変な話なんです
信じるかは・・・あれですけど」




女の人、シズさんは
ゆっくりとだがか細い声で話し始めた



「私、地元も八王子でここらは良く知ってるんです
母は市役所に勤めていて・・・

だから、そういう・・・行方不明者が出たとか
そんな感じの話は直ぐに耳に入ってくるんです


多分、3か月前だったかな
母が私に言ったんです

”近頃、観光で浅川地下壕に行く人はいるか”って


私も職業上、道を聞かれることは多いので・・・
それに確かに最近浅川地下壕を観光をしに来た人は
多かったんです


ほら、地下壕って観光するの予約制で
それを取り締まっているのが市役所だったんですよ

・・・結論、母が言うには
その浅川地下壕に行った観光客が
軒並み行方不明になってるって・・・


だから母と一緒にその浅川地下壕まで行ったんです」






そこまで話すと
シズさんの目にウルウルと涙が溜まっていった

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ミンミンゼミ(プロフ) - 饅頭こしあん派さん» あ、、、ありがとうございますm(_ _"m)持病と課題でテンテコマイですが頑張ります!文才がカスですがどうぞ最後までこの小説を楽しんでください・・・! (2021年10月12日 12時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭こしあん派(プロフ) - 面白くて一気見しちゃいました!更新頑張ってください! (2021年10月11日 20時) (レス) id: d12f11bbbc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年8月16日 17時

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