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147* ページ14

奥に行けば行くほど
空気は冷え、呪いの気配も濃くなっていく

しかし



「……ねぇ、これ行き止まりじゃない?」


あかねの言う通り
行き着いた先は行き止まりだった


「この辺のはずなんだけどねぇ」


もしかして奥にある訳じゃない、ってことか?
いや……





「あ!」

「な、なによ!」


来た道を下を向きながら戻っていく


「ちょ、ちょっと!五条さん!
何かわかったの?」


というあかねの言葉を無視して
歩いていく






「やっぱりね」


「な、何かあったの?」


行き止まりから3mほど離れたところで
''お目当て''の物を見つける



「ここ、見てごらん」

「??



………あ!ここだけ土の色が違う!」



「''土''じゃなくて''鉄''ね」


土が元々茶色だったから気づかなかったが
微々たるものだが少しだけ色が違う

ほんのり鉄の匂いもする



「……やっぱり」


足で土をはらうと
そこには蘆屋家の家紋が掘られた
鉄の扉が出てくる



「持ち上げるわよ!」

そう言って
一緒に扉を持ち上げると
階段が現れる



「この、下に?」

「……恐らくね」


禍々しい呪力の気配







_____見たか 銀翼 この勇姿_____




__日本 男児 が 精こめて___





____作って 育てた わが 愛機____




___来るなら 来てみろ 赤蜻蛉___








「ぐ、軍歌?
この中進んでくの?」


異様で異質で異端



蘆屋家の先代たちは
とんでもないものを残していってくれた



「勿論」



まぁ、僕最強だから



「行くよ〜」

「ちょ、待って!」



Aを見つけ出すためなら


なんだってするさ

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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年4月1日 22時

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