恋距離_7 ページ8
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薬局を出てすぐ、松川と花巻は帰って行った。
最後、俺とA、及川は家に帰っていた。
会話はAがほとんど仕切ってくれたから困らなかった。
……今日、よく喋るな
貴方「え、そんなに私話してた?」
岩泉「は?」
及川「岩ちゃん今日よく顔に出るね〜」
そんなにか?
いつの間にか及川の家の前までついてた。
及川「あ、おかず持ってくるから待ってて!」
及川がそういい小走りで家に入っていった。
貴方「おかず?」
「今日、母ちゃんは夜勤で、父ちゃんは社員旅行で家に誰もいねぇから晩飯は及川ん家で食べる予定だった。」っつーを説明すると、「あ〜だからか」となにかに納得したようだった。
貴方「ハジメじゃあ今日ハジメママもハジメパパも帰ってこないの?」
岩泉「今日?今日は夜勤だから多分、帰ってきても明け方だ」
Aは「そっか」と笑い、少し黙ったかと思ったらすぐに顔を赤らめて話した。
貴方「……じゃあさ、今日デきる?」
岩泉「え?」
お互い、目を合わせたまま固まってると最悪なタイミングで及川が玄関をあけた。
及川「タッパー電子レンジ使えるよ〜だって」
貴方「ありがとう〜!」
硬直した俺の代わりにAが受け取りに行った。
及川は紙袋に入ったタッパーをAに渡すと、すぐに家に入っていった。
それよりも、今こいつなんて言った?
「今日デきる?」っていった???
はぁ??
貴方「ハジメ、お家帰ろ?」
意地悪そうに微笑むA。
岩泉「っ〜〜〜!!」
Aは全部わかってんだ。
俺たちは以心伝心してる。
それはわかってる
でも、これを見抜かれたら格好の1つもつかねぇじゃねぇかよ。
俺は無理矢理Aの手を引っ張って家に帰った。
2人だけのリビング。電気をつけてタッパーに入ったおかずを電子レンジで温めた。
Aはコップにお茶をついでくれた。
温めたおかずを1個ずつ机に並べた
岩泉「早く食うぞ」
Aは「うん!」っと喜んでいた。
少し、
少しだけ、新婚生活の気分だった。
ふと時計をみると、時刻はもう9時をすぎた頃だった。
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アヤミ(プロフ) - 殊梨さん» 天才になりたかった……まさかのこっちにコメント来るとは思ってなくって泣くほど嬉しい……ありがとうございます。そしてごめんなさい (2020年2月17日 9時) (レス) id: 0fd1dfdd83 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - HaLさん» ぜひお気に入り作者登録をしてお待ちください^^ (強制じゃないです) (2020年2月17日 9時) (レス) id: 0fd1dfdd83 (このIDを非表示/違反報告)
殊梨(プロフ) - つらすぎ、、、天才でしたこんな素晴らしいお話思い付かないもん、、、プププ (2020年2月16日 21時) (レス) id: a11fe8d0dd (このIDを非表示/違反報告)
ねうさぎ(プロフ) - アヤミさん» ぷぷぷ (2020年2月15日 22時) (レス) id: 73373523e6 (このIDを非表示/違反報告)
HaL(プロフ) - アヤミさん» 番外編楽しみに待ってます!! (2020年2月15日 22時) (レス) id: 5521a73b37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アヤミ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年1月8日 15時