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「…ん"」

「あっ、寝ててください。…明日響きますよこれ。」

「…う、喉きてる」

「あちゃー、…とりあえず水持ってきます。」

出しっぱなしだったお茶をしまって水のペットボトルを出す。コップに注いでそれを渡せばちびちびと飲み出した。

「…あーごめん、わざわざ上げてくれたんだ」

「そのまま帰す勇気無かったですし。」

「そうだよね…。……あー思い出してきた。なんか、ほんと、ごめん。」

「あはは、面白かったから大丈夫ですよ。」

面白いって…とコップを置きながら苦笑する姿はいつもの彼だ。ちょっと安心した。

この後落ち着くまで二人で話したりして、結局榎木さんは自宅へと帰っていった。
後からLINEで聞いたが、目が覚めると私の家だったのでその瞬間に一気に酔いが覚めたそう。それは良かったと返信をして、ツイートしてからその日は就寝した。


ちなみに榎木さんはプレゼントを渡し損ねたらしく、後日現場で受け取ったのは別の話である。

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作者名:東城つばさ | 作成日時:2021年7月24日 0時

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