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ふらついたりはないそうなのでお会計を済ませてタクシーに乗り込む。私の家の近くまで向かうと、代金を支払ってから榎木さんを下ろした。
部屋まで連れていきソファーに座らせて強制的に水を飲ませる。この間も、ことある事に可愛いずるい好きを連発するのでめちゃくちゃ困ったのだが。私も顔熱くなってきた…。
…タクシーの中でもこれなので、運転手さんに「彼氏さん?溺愛だね!」と笑われた。反応に困った。
さてどうしよう、とソファーから目を離しているとスーと音が聞こえ出す。
「…寝た」
寝たならそれでいいや、榎木さん明日の仕事午後からだったはずだし。私風呂行きたいな、と自分の部屋から着替えを持ってきてサッとシャワーを浴びに行く。着替えて髪を乾かしてスキンケアして部屋へ戻ると榎木さんはまだ寝ていた。
「…んー、せめて着替えさせたいけどなぁ。」
そこまではまだなぁ…と余計なことを考えながら、冷蔵庫からお茶を取り出す。コップに注いでいるとソファーの方からゴソッと音がした。
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作者名:東城つばさ | 作成日時:2021年7月24日 0時