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「祐さんからちょこちょこ」
「……」
「塩月が心配なので見守っててくれ、って」
「…」
「お兄ちゃんみたいなもんだからさぁ」
「誰が兄やねん」
一言突っ込んでからため息をこぼす、そのあとわかりやすく表情筋が動く。
「…なぁんだ」
「ッハハハ!深刻そうな顔するから…!」
ま、おちゅの言いたいことはわかるわ!と声に出す。わかる。それなりに長い間ずっと横で見ていたし、良い相談役であれたならそれでいいかなーなんてぼんやりと思えるくらいには。だからこそ言いたいことも言えずにいたんだろう、昔からのスタンスとしてもそんな気がする。
「…っはは」
なんか疲れちゃった、と笑う姿はいつもの素の表情。
「馬鹿だなぁ、あんま考えなくていいのに」
「るっせー………」
こいつのこんな所に惹かれたのはいつだっけな〜なんて思うが、終わったことだ。
まぁ、俺は同期の役割果たしますか。
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作者名:東城つばさ | 作成日時:2021年7月24日 0時