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榎木淳弥どうしよう

榎木淳弥嫌われたかな


にしても、誘い方雑すぎません?と目の前の畠中祐はハンバーグを頬張りながら言う。うるさい、と半分拗ねたように返すとケラケラと笑われる。

「今心の余裕がないんだよ」

「わざわざ僕に相談来るってそういうことっすよね」

「わかってるじゃん」

ダメかもしんない無理俺もう…と素面でこの有様。自分でもビビる。

「んー、いや、話の内容的に別に嫌われてはないと思いますけど?」

「でも最近全然話してくれない…秋笛次最終回の収録だし、俺…」

無理…と呟けば祐はお肉を一口口に入れて、それを咀嚼し、飲み込んでから言葉をこぼす。

「…いっそ本人に聞きます?」

「……………いやいやいや、それこそむり、ほんとにいやだ」

え〜?と困った顔を浮かべる祐。少し唸ってまた一口肉を食べ、飲み込み、口を開く。

「でも、向こうからも話聞くしか…」

…………そうか、俺やりゃいいんじゃん?

一人で話が繋がったこの男に呆気に取られ、その日は1時間もせず解散することになった。

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作者名:東城つばさ | 作成日時:2021年7月24日 0時

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