Engage Ring. (ページ38)

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葵の言葉で確信した。

…やっぱ、アイツらやったんか。

葵「ごめんね、Aちゃん辛い思いさせて。」

アイツらの名前を出した途端に、

また、下を向いてしまったAちゃん。

もう、見てられへんくて、

葵がおるにも関わらず

Aちゃんの横に腰を下ろして

その火照った身体を抱きしめた。

『泣くな。A。

あんな奴らのために泣かんでいい。』

Aちゃんがコクンと頷いたと思ったら

葵「Aちゃん～～～ッ！！」

俺の抱きしめるAちゃんに

更に抱き着いてきた葵。

なんやねんこいつ、、、笑

なんか一気に重なったんやけど。笑

葵「そうだよ！酷い人たちなんて放っておこ！

あの子たちが何も言えなくなるくらい

ビッグになってやろう！！

私も廉も潤さんもAちゃんの味方なんだから！」

それ、、、

さっき俺が言ったことやんけ…笑

俺と葵に挟まれたAちゃんは

だいぶ苦しそうやったけど

腕を離した時にはもう笑顔やったから、

ちょっとは葵にも感謝せなあかんのかなって

葵「よし！Aちゃんの笑顔見れたから

私はもう帰るね！！お邪魔しましたあ～」

「葵さんッ！！ありがとうございます！！」

葵「ぜーんぜんっ！じゃあね！Aちゃん！」

…え、俺は？笑

嵐のようにやってきて

嵐のように帰って行った葵やけど

俺よりだいぶと男前に見えて、

ちょっと、悔しかった。笑

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